「是ーZE-⑧」志水ゆき

只今「太陽を曳く馬」(村薫)絶賛読書中です。
読み終わるまでは他の小説に手を出さないと決めました。久々にメモを取りながら本を読んでおりますが、とにかく難解!私の鳥頭では時系列に沿って事件を追うのでいっぱいいっぱい。合田雄一郎が出てくるとはいえ、「マークス」や「LJ」からなんと遠く隔たった話を先生はお書きになっているのだろう。前2作を読んでいない私が言うことではないけど、これは紛れもない純文学ですね。芸術や宗教という主題を軸に、「わからないこと」への思索を合田と同化して行っている感じです。相変わらず奴は面倒くさい男です。叫びたいことはいっぱいある!が、とにかく合田に会えたというだけですっごく幸せ!感想書けるかわからないけど、頑張りつつも心から楽しんで読んでおります。


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さて、漫画は別腹というか待望の「是」ですもの!!読まないわけにはいきません。
ちょっとテンション高めで失礼します。
仕事前に駆け込んだ本屋で表紙を確認して「誰!?」と仰け反ったのは私だけではないはず。
近衛が若くなっているよ??カッコイイよ!?って、髪を切っただけなのですが、彼はどんな髪型でもステキだわ~。キャラ外見が定まっていないだけでは・・・なんて心の声にはとりあえず耳を塞いでおきます(笑)
私はとにかく近衛が大好きなんです。人気ランキングではイマイチぱっとしませんが、とにかく好き!彼への萌は琴葉との「関係性」ではなくて(いや、琴は犯罪級に可愛いよ)、「苦労性の兄貴」というキャラクターへの萌えだと思うのです。というのもですね、私のBL小説の原点は「毎日晴天!」(菅野彰)の大河と秀なんですよ。攻めであり、苦労性世話焼きお節介兄貴の代名詞のような大河が大好きだったんだよね。進路に恋人に生活態度にこれでもかと口を出して、実際にあんな兄貴や父親がいたらたまったものじゃない!と思いますが置いておいて。その姿に近衛はちょっと被るのですね。
近衛はお節介ではないけど、和記や阿沙利という俺様な人々に揉まれて苦労しっぱなしですからね。
変人に囲まれた常識人て結構好きなんです。あんなに立派な体躯をして優しくて世話焼きな兄貴分というのもツボ。半ば琴葉に押し倒された形で事に及んだのも素敵でした。限りなく愛>恋の二人でしたね。あら、近衛のことばっかりですね。いやいや琴葉も可愛かったよ。血塗れになりながらも近衛のことを気遣う姿にはお姉さんキュンキュンしたよ!ああ、でもでも「エロ」を覚える前の純粋培養な琴も可愛かった!もはや気分は近衛ですよ。確かにあんなつぶらな瞳で「ち○ち○」言われたらビビるって(笑)。閉じた世界が舞台の琴葉編だったので、ある意味一番予定調和的な展開ではありましたが、安心して読めました。ま、とにかく近衛にはこれからも周りに迷惑をかけられ苦労をして、顔に青筋を走らせつつ頑張って欲しいです。

お話は「過去話」なのでもちろん大団円でしたが、全体としてはいよいよ佳境に入ったという感じでした。考えてみれば「是」は1巻の「紺&雷蔵」以来「現在進行形話」がなかったんだよね。阿沙利編になって、いよいよ伏線が明かされそうな予感です。「幸福な現在」という予測がつかない分、阿沙利編は今までとは違った意味合いでも楽しめそう。あまりに引っ張られ過ぎて私の中では存在感が薄くなりつつある阿沙利達ですが、なんだか一番切ない展開が待っていそうですよねー。最後がアレだものね。彰威はもちろん、アレを受けての近衛の反応も気になりますし(あの二人の関係って近衛が「負けてあげている」ような雰囲気にも取れると思うのですが、それは私が近衛贔屓だからか?)あとは兄貴のピンチに何らかの反応をする琴葉の図を期待しているのですが・・・どうだろうか。これは私の勝手な願望なんだけど、もう少し琴葉に存在意義を!と思うのです。あの獣の力の有効活用を!
さておき、これだけ巻数を重ねても破綻や失速をしない世界観は読んでいてさすがだなーと思いました!楽しかったです。8巻目にしてようやくペーパーを応募するつもり。忘れないようにしなくては。

そしてなんと琴葉編CD化の情報が。いや、たぶん買うことはないけどキャストを見てビックリしました。琴葉役、緑川光さんですか!?声優に疎い私だって昔っから知っている大御所さんですよ。BLCDの出演が多いのは知っていたけど、頭の中で再生される声は・・・ゼ、ゼルガディス(懐かしい!)

あと余談ですが「Wings」が版形が大きくなって隔月刊に変わりました。なるしまゆりの読み切り50ページに惹かれて購入を迷っています。読み切りはいいけど続きは・・・とはもう言うまい。諦め半分で待ちますとも。


「是-ze-」

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早いもので7巻です!
志水先生は『レシピ』でファンになりました。忘れもしない、ビブロス倒産のニュースが書店に流れた日。私は仕事で心が弱っていたせいもあり、閉店後にFAXを握りしめて一人で本気泣きをしてしまったんですね(笑)その後あっという間に再建しましたが、今でも『レシピ』のように絶版になった本は多数あります。早く復刊して欲しいですが(もちろん書き下ろし付きで)どうなんでしょうか。ちなみに私が初めて読んだ商業BLは定広美香の『灰とダイヤモンド』でしたが、これもビブロスなんですねー。偉大なるビブロス。

言霊様―三刀家の血を引く者の中に現れる、言葉の力で他人を従わせたり、攻撃したりできる能力を持つ人間。言霊を使うことで、言霊様自身に帰ってくるダメージを、身代りにうけるのが、生ける人形「紙様」だ。紙様は本来、生涯一人の言霊様に仕える。そんな紙様を作り、メンテナンスをすることができるのは、人形師の和記ただひとり―。それぞれの対にある運命の物語!

ファンタジーも登場人物が多い話も苦手なのに、『是』は大好きなんです。複数カップルの連作ものですが、どれもこれも本当に萌えツボを突いていて憎いったらありません。志水先生は徹底したエンターテイナーといいますか、どのカップルの話もキュンキュンに楽しませてくれて素晴らしいです。
そして7巻ではついに、近衛(紙様)×琴葉(言霊様)がメインに!
何を隠そう「世話焼き苦労性兄貴」に弱く(私生活面含む)、近衛ははっきり言ってタイプです。好きです。付き合いたいです。大真面目に宣言することじゃーちっともないですけど(笑)もうね、無駄に愛情溢れた損な役回りのお兄ちゃんというのが超ツボ。

琴葉が幼いので軽くショタ風味ですが、すっごく可愛い。ものすっごく可愛い!!
これまでほとんど獣のような扱いで「是」に華を添えていた琴葉ですが、その可愛さは尋常じゃありません。大きな瞳に涙を浮かべて「この~」なんて言われた日には、お姉さん犯罪者になってしまいますよ(笑)

ヒリヒリした恋愛関係ではなくて、二人の関係は一言「愛」に尽きると思うのですよ。
琴葉のためを思って琴葉を抱こうとはしない近衛が切ないです。琴葉は何度も何度も「好き」と伝えるのですが、その言葉が「スキ」「すき」「好き」と変化するんですよ。それは、琴葉の言葉にちゃんと意味があるというのを近衛が痛いぐらいわかっているということなんですよね。「本当はお前が望むなら体くらい与えてやれる」でも近衛はそうはしないんですよ。それが正しいことではないと思っているから。
琴葉の世界に近衛しか存在しないのは、琴葉が強大な力を持っているために幽閉されているからなのですが、親代わりの近衛は琴葉の世界に光が射すことを純粋に望んでいるんですよね。でも、外の世界はイコールで琴葉の言霊師としての力が求められる世界。痛みとは無縁ではいられない。今も近衛は一人葛藤を抱えているのでしょうか。7巻は物語の核心一歩手前でした。次巻ではついに近衛が琴葉に堕ちるそうです。すっごく楽しみ。我慢できずに「Dear+」で追いかけてしまいそう。

基本的に現在は対として成立している人たちの出会いからを描くので、二人が一緒にいることはわかっているんです。でも、その過去の運命的な恋や熱がすっごく素敵で夢中になってしまうのですね。どのカップルも外れなし!って感じですが掲載誌自体がアダルトに転換した頃の玄間×氷見(3巻)はダントツで人気のようですね。私も実は3巻の表紙を見て読み始めたクチなのでよーくわかります。獣に喰われるお姫様のような表紙が壮絶に色っぽくて一目ぼれでした。マイベストは何だろう・・・やっぱり玄間×氷見かしら。来月の「Dear+」はドラマCDが付録らしいです。うわー、買ってしまいそうだ。
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Author:yori
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