スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「花盛りの庭」坂井久仁江

hanazakari1.jpghanazakari2.jpg

国枝彩香先生が「坂井久仁江」名義の頃に出版された少女漫画です。
あっ、アナグラムになっていたのか!(遅い)
昼ドラ的展開てんこ盛りのかなりハードな話だと聞いたので覚悟していたのですが、とんでもない。
確かにハードな部分は多々ありますが、とても優しい話でした。

書き出したときはこんな長くなるとは思っていなかったのですが・・・スミマセン。

注:以下、ひとつ前の「夜をわたる月の船」についても若干のネタバレを含みます


続きを読む

スポンサーサイト

「耳たぶの理由」(国枝彩香)

mimitabu.jpg

普段暗く禍々しい話が多い国枝先生の「明るく可愛い話」ということで、なぜか身構えてしまいました。油断しないぞ、騙されないぞ、本当は裏があるんじゃないの?みたいな。
しかしそんなのは杞憂に終わった、本当に「正統派BL」でした。
なにこれ、すっごく可愛かったよ。
モテ男の攻めが失恋するたびに何故か身体で慰めることになっている受け。でも攻めは受けのことが大好きで、わざと失恋を繰り返していて―という終始完全にラブラブ甘々な可愛い話でした。
二人ともおバカすぎる!攻めが受けをやたらめったら好きな話。うん、確かに王道だ。

それにしても、あまりにも受けが女の子(絵が)なので余計なことを考えてしまいました。
2話めのトイレで無理矢理って、実は大変なマイツボなのですが(スミマセン)、改めてBLファンタジーだなと思います。あれを男女でやったら間違いなくアウトでしょう(仮にアウトじゃない少女漫画があったら、ありそうだけど、私は心底ゲーッとなると思う)。「男と男は対等だから」という前提の上に成立しているんですよね。「対等」だから傷付けていいわけではないし、「対等」だから何をしても許されるわけではないのだけど、そこにあるのは「好きだから」という只一つの純粋な動機で、そこで起きた出来事を乗り越えるのに「恋愛」以外のすべてを自然と排除してしまっているのがBLファンタジーだと思うのです。

余談ですが、先日ヤマシタトモコの「フィールヤング」連載漫画を読んで、「あっ、男女って恋愛するんだよね!」と一瞬、本当にほんの一瞬ですけど思ってしまった時は色々末期だと思いました。

同時収録されている短編「後ろ姿の夏の猫」の方が好きでした。
トジツキ先生の『初恋の病』とよく似た構造の話だと思うのですが、どちらもとても好みです。
息子と父親、どちらとくっつくかが大きな違いですかね。
田舎に戻った男が昔好きだった人の幻を見るようになって―という、幻想的で静かなお話。
二作とも共通しているのは、好きっだった男が死んでいると思い込んでいる点と、瓜二つの息子を「幻」と勘違いする点です。文学的な雰囲気を持ちながら漫画でしか表現し得ない話だから好きというのもあるし、人生を半分諦めたような主人公の疲れた姿が好きというのもある。これで本当に何らかの幽霊的なものが関係していたら、私は逆にがっかりしたと思うんですよ。そういったものを信じていないから。あと、そういったものを使うと何でもありになってしまって、そこまでのファンタジーは求めていないんですね。ちなみに私は当て馬が「死んだ人」という話も好きではないです。なんとなく、もったいない・・・と思う。よくわからないけど。
とにかくこの話は明暗の加減が丁度良くて好みでした。
このぐらい柔らかい国枝作品だと、いつも迷わず手を出すのにな。

プロフィール

yori

Author:yori
気がつけばいつもそばにBL

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。