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「少年魔法士 14巻」発売!

少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)
(2011/07/23)
なるしま ゆり

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14巻発売おめでとうございます!!

発売告知が出ても、サイン会の詳細が発表されても、著者が呟いていても、どこかで不安な気持ちがありました。ええ、正直ありましたとも!でも表紙画像が密林にアップされて、ああ、いよいよなんだなと思ってからはあっという間でした。その間私がしたことといえば、仕事を休む為にシフト調整しつつ、「何時に行けば整理券取れると思う?」という無為な質問を周囲の人にしつつ、もれなく「後悔したくなければ始発で行け」という返答をもらい「やっぱりか…」と迷ったりしつつでしたが、早朝新宿待機3時間、やってみると意外にも全然平気でした(それでも一ケタではなかった!)。折り畳みイスを持って行ったのは我ながらGJ。そうやって手に取った時というのはちょっと信じられない気持というか、一瞬涙が出そうになりましたよ。それは、4年前から待ち続けたという感慨とは少し違って(本誌で読んでいましたし)、この作品に出会った当時の自分に「良かったね」と言ってあげたいような、懐かしくて温かい気持ちでした。

半ば諦めていた作品を再び手に取ることができた喜びと、終わることを覚悟しなければいけないという気持ちは連載が再開した時から変わりません。それでもすごく幸せなことだけは確か。この日を迎えられたことが本当に嬉しい!あ、もちろんサイン会に参加出来ることもとても嬉しい!でもあまり楽しみにしていると体調崩しそうで怖いので(笑)なるべく平常心であと数日過ごそうと決めています。でもお手紙は書くよ。

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「少年魔法士 最終章―THE NEOPLAZM」Wings8月号

Wings (ウィングス) 2011年 08月号 [雑誌]Wings (ウィングス) 2011年 08月号 [雑誌]
(2011/06/28)
不明

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サイン会の詳細が出ましたね。
詳しくはこちらにも→新書館HP

日程と条件的にちょっと難しいかもしれないな…。
やれる限りのことはやりますが、発売日当日先着XXX名というのは遠方のファンにとっては辛い(関東在住者が泣きごと言うな!って感じですが)サイン会には数回参加したことがありますが、この条件の時には大抵見送ってしまうのですよね。うーむ、頑張ろう。


以下、私的なひとこと感想メモ。
ネタバレ注意。

***

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徒然

ご無沙汰しています、元気です!
直接ご挨拶をしたことはないのですが、なるしまゆりファンとお見受けする方のブログで「14巻7月末発売!」の文字を見て大慌てで詳細を調べました。そしたらばアマゾンで予約受付が始まっていました。おおお。
なるしまさんの呟きによると、7月末にサイン会の予定が立ったとか(詳細未定)。今から参加できなかった時のことを考えて沈んでいるネガティブ思考をどうにかしたいですが、とにかく、発売決定おめでとうございます!!!

少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)
(2011/07/23)
なるしま ゆり

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14巻発売までに全巻感想を書こうという野望は変わっていません。が、新作『ライトノベル』を読んで読者と著者のネット上での距離感の近さに考えさせられる部分がありました。私は、「自分の文章を作家さんご本人が読む可能性があるかもしれない」という当然のことを本当に今まで意識していなかったのです。でも、ここはネット。お友達の中には「読んでくださってもいいように」という前提で真摯にレビューを書いている方もいる。自分がマジメではないとは思いませんが(おい)、その観点がすっぽり抜けていたことに対して上手く飲み込めていない部分があるのです(それと今月の滞りは無関係ですが!)あれですね、たぶん、自分の娯楽が作家の不利益になる可能性があるってことが突然怖くなったのかな。じゃあ書くのやめるのかっていうと、その選択肢はないのですが。

今月いっぱいは集中したいことがあるので、来月気持ちを切り替えて向き合いたいです。



「少年魔法士 最終章―THE NEOPLAZM」Wings6月号

Wings (ウィングス) 2011年 06月号 [雑誌]Wings (ウィングス) 2011年 06月号 [雑誌]
(2011/04/28)
那州 雪絵、草間 さかえ 他

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連載4回目。
私的な感想メモです。

以下、ネタバレ要注意。

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「少年魔法士 第一章―香港ジャック・ザ・リッパー」

mahousi1.jpg
『少年魔法士①』なるしまゆり(新書館/1996/9/25初版発行)

1996年、香港。街では、若い女性の腹を裂く連続殺人事件が発生。事件に関わるグィノー家の裏切り者征伐のために、ローゼリットは“風使い”候補のカルノを呼び寄せる―。不夜城都市・香港を舞台に繰り広げられる、めくるめくファンタスティック・バトル!


二人の主人公、カルノ・グィノーと敷島勇吹が出会う前日譚にあたるカルノの話。
彼が直面する自分の力とローゼリットとの別れを描いた「香港ジャック・ザ・リッパー」編。

私たちが普通に生活をしている現実のすぐ側に隠れて、魔法使いや悪魔や神霊的な存在がある世界。少数の力ある魔法組織に無数の「力」を持った人間が所属し、力を磨き、利用し、生きている世界。『少年魔法士』はそんな世界観のお話です。あらすじの通り、返還前の混乱の最中にある香港では、若い女性を殺して腹を裂く事件が頻発していた。グィノー家の人間が事件に絡んでいるとの情報を得たローゼリットは弟のカルノに自分の手伝いをするよう香港まで呼び寄せる。「悪魔つき」「悪魔喰い」として幼い頃に神聖騎士団(ホーリー・ナイツ)のハイマンに拾われてから、謂われなき迫害を受け忌み嫌われてきたカルノ。それはグィノー家という居場所を得ても変わることはなかった。魔法使いとしての才能はあるものの、修行嫌いで何よりも魔法自体が大嫌いな彼は「魔法使い」としての自分と上手く折りあいを付けることが出来ずにいる。そんな彼を姉であるローゼリットは根気よく導くのだ。それは魔法を使うことで「生かされる」現実と彼が対峙しなくてはいけない時が必ず来るとわかっているからなんだよね。
後書でなるしまさんも仰っているように、カルノのダークヒーローっぷりというかスプラッタぶりが結構凄まじい1巻なので、「これは一体どんなホラー漫画?」と思われるかもしれない。が、それが理由で読むのを止めるのは本当に勿体ないのである。どうか2巻まで手に取って欲しい。

猟奇殺人の本当の目的は臓物を使って行う「占術」にあった。黒幕であるアーネスト・ラムはグィノー家の出身で秘術を漏らした裏切り者であると同時に、ローゼリットにとって因縁深い相手だったのだ。冒頭から時折見られるカルノとローゼリットの視線や会話の間にある「何か」が次第に明かされていく。単刀直入に言うと、ローゼリットは既にラムによって殺されており、魔法によって肉体を保っているに過ぎなかったのだ。猟奇殺人事件は表向きのストーリー。裏にあるのは異端の存在である魔法使い達の苦悩だろう。ローゼリット然り、ラム然り、彼らは自分が一般人とは異なる特別な能力を持つが故に、過酷な運命を背負ってしまう。ローゼリットを殺した理由をラムは、「好いていたから」と云うが、カルノには「だから終わらせようとした」というラムの言葉を理解することが出来ない。カルノはローゼリットが必死にカッコよくあろうとした姿だけを正しく見てきたから。しかし、ラムの云うようにローゼリットが「疲れていた」のも本当だったのだ。力と共に生まれ持った因果なのか少女の姿のまま成長しない自分、どんどん成長して綺麗になるカルノの存在。だからラムに腹を裂かれた彼女は「まぁいいや」と思ったのだ。カルノがそこにある複雑な女の感情を理解したかはわからない。でも、「―永遠の女」とローゼリットとの関係を語るように、わかっている部分もあったのだろう。真の理解者であったかもしれないラムの行為を彼女が実は半ば許容していたのではないかということ、それでも愛するカルノに見ていて欲しかった自分で居られたことの幸せ、その二つがローゼリットの中に同居しているくだりが大好きだ。

「カルノ」の名前はローゼリットが付けた。彼らは本当の姉弟ではない。ローゼリットが「カルノ」と呼ぶから、彼はカルノとして生きてこられたのだ。名前を呼ぶその声だけが真実だ、と云うカルノの愛情が切ない。唯一の愛を向ける相手が損なわれてしまった絶望と怒りが、彼の力を引き出しラムを倒すことに成功する。しかし同時にローゼリットとの永遠の別れもやってくるのだ。家族のような、姉弟のような、恋人のような絆で結ばれていたローゼリットの死を、しかし彼女はあらん限りの愛情と言葉でカルノに伝えるのだ。その希望の言葉こそ、なるしまさんの漫画の底に流れている明るさなのではないかと思う。巻数をすすめる毎に過酷になる主人公二人の運命だが、どこかで「最後には負けないでね」という言葉に支えられていると思うのだ。

第一章はまだ序章に過ぎない。
カルノは再びハイマンの元に戻されることになる。この後物語に大きく関わることになる神聖騎士団の総長レヴィ・ディブランとその恋人である高位生物のナギも顔を見せるが、カルノの悲劇を見届ける傍観者のような役割でしかない。それでもレヴィが彼を気に留めるのは、彼もまた同じように「異端」の身に苦しまされているからなのだ。カルノの抱える異端、「悪魔憑き」とは一体どういうことか。「悪魔を喰らう」とは一体どういうことか。カルノの能力がなぜ忌み嫌われるのかが終盤に明かされる。通常魂は魔なるものとは同化しない。食われる(憑かれる)とすれば、その時点でそれは人ではなく魔的な何者かになってしまう。しかしカルノは違う。魔を喰らい、同化し、自分の意識を何ら変わることなく人の姿を保って存在している。それでも彼は「人間」なのだと「魔物ではない」のだと、一体何が証明するのだろうか?カルノが「異端者」として迫害されるのはそういった理由からなのだ。そしてまた、カルノ自身も自分の暴力性や思考回路が自分のものか、それとも喰った悪魔のものかわからなくなるときがある。それでも彼は生きようとするのだ。

個体の実存認識は一体何によってなされるのか。魂は、心は、何処にあるのか

『少年魔法士』の根底にはずっとこのテーマがある。異端として生まれついてしまった少年たちが、「いかに生きるか」を模索するヒューマンドラマであると同時に、人間とは何によって人間足り得るのか、孤独とは何か、そういった問いかけを続けているのだ。その点に関しては本当にブレがない。少なくとも、私にはそう感じられる。ものすごい真摯さと抑制によって出来あがった奇跡のような物語だと思うのだ。



***

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Author:yori
気がつけばいつもそばにBL.猫かぶってみても、結局たどりつくのはそこなのです。感想は基本的にすべてネタバレ注意です。拍手&コメントありがとうございます。拍手コメントは該当記事のコメ欄にてお返事いたします。リンクフリーですがご一報頂けると嬉しいです。

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