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「青の疑惑」

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水原とほるは正直苦手です。
一般人をムリヤリ手籠にするヤクザ(「夏蔭」)、高校生を借金の形に売り飛ばすヤクザ(「悲しみの涙はいらない」)などにあまり納得がいかなかったので。そんな話はBLの王道ですらあるわけですが、水原本ではその相手に気持はいかないだろうって思うのですよ・・・。
この『青の疑惑』はガチのSMで、しかも「痛くない」水原本という評判に惹かれて手に取りました。

が、えーと・・・SM温くないですか??

いやいや、プレイ的には決して温くない。拘束具もギャグも鞭も普通に使っているし、回想では吊るしや首絞め、流血までやっているのだから。それにも関わらずあまりエロを感じなかった。
というのも、本格的なSMの話をBLに限らず読むときに思うのは、Sの苦労についてなんですよ。
手変え品変え様々な技巧を尽くしてMに奉仕(?)するSの姿が逆にマゾっぽく感じるのです。

主人公の恭が真性のMだからそう感じたのだと思います。そのくせ何だかんだで精神的にかなり強いのですよ、この受が。あと、攻の二人がものすごく受を大事にしているのが伝わってくるから。SMプレイの真髄はもちろんそこ(相思相愛の二人がアブノーマルなプレイを性的嗜好によって行う)にあると思うのですが、私の好みではなかったようです(調教ものが好きなので)

この話の面白いところは、攻が二人いて、うち一人は当て馬役なのですが、当て馬と本命との絡みが半々どころか当て馬の方が多いのでは?という配分だったことでしょうか。ヤクザの陽介と刑事の九鬼、エロ親父の九鬼はキャラ的には好きですが、陽介も負けず劣らず素敵に描かれていました。
二人から気持ちをもらって、でも二人に寄り掛かるわけでもなく、それを自分の脆い精神の支えに転換してしまうあたり主人公の恭が一番最強です。


最後までタイトルの意味は謎でした・・・

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「三村家の息子シリーズ」

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連載時から見守ってきた二人の恋愛がついに完結しました!
明治さんは特別好きな方なのですが、その魅力を上手に表現しているのが帯の雁須磨子先生のコメントです。
「明治さんのまんがは湿度の高い、こもった感じとカラリと渇いて、遠くの音がよく響くみたいな感じが混在していて、そこから落下するスピード感とか、素敵だなぁといつも思います」

そうなんですよ。好きになるきっかけだった『リアル1/2』『うつしみの手』を読んだときに、近親相姦のSMプレイという内容を、どうしてあんな風にまとめ上げることが出来るのか・・・驚いた記憶があります。纏う空気は暗いのに、明治さんの話はきちんと着地するのです。ハッピーエンドのようなものに。
そのうちこの2冊のことも書きたいです。

さてさて、

田舎の資産家、三村家の次男・弓と敏夫は幼なじみで親友同士。年頃になった敏夫は弓への恋心を秘かに抱いていた。ある日、家出中の弓の兄・角と偶然接触した敏夫は、彼に誘われるまま深い関係になってしまい・・・?友情と恋愛の狭間で揺れる思春期を描いた『三村家の息子シリーズ』

幼なじみ同士のゆっくりした恋愛なのですが、そこに弓の成長がきちんと描かれていてよかったです。息が詰まるような田舎町で神経を張っていた頃と、家のことや敏のことを自分なりに考えられるようになった弓の目は全然違うもの。
敏夫のモノローグで特に好きなのが、
「弓 どうしてお前は いつもいつも俺が先へ行こうとするたびに 目の前で転ぶんだ 俺はお前が気になって お前が追い付くまで待ってしまう―」
という部分なのですが、突き放そうとしても出来なくて抱きしめてしまう敏夫と、それを角の身代わりでもいいと伝えてしまう弓の残酷さが切ない。弓の鈍感さはときに本当に残酷で、角が弓を疎ましく思うのもわかります。

離れて大切なものが見えた弓と、気持ちを否定せずに待つと決めた敏夫。
それはもう、最終話ひとつ前は立ち読み後即購入しましたよ。
明治さんのエロシーンと性器の書き込みは規制ものだと思う(笑)好きですけどね!
3巻通して角のエロシーンのみだったので、とてもとても良かったです。ただ、萌えというよりは本当に単純に「良かったね~、特に敏夫!」という親心のような感じでした(笑)

それにしても、本誌「HertZ」で追いかけていた頃から疑問だったのですが、角の話はどこにいってしまったのでしょう?
私は何気に角が好きだったのですよ。レイプ事件を一人で背負う強さや歪み具合が。
『生まれ星』でチラッと出てきた友人との話も、あんな爽やかな感じではなかったですし。
明治さんは、角については未定のようなことを仰っていた気がしますが、同人誌でもよいので読みたいです。「三村家の息子シリーズ」という副題が付いていますが、弓&敏の話で一区切りと考えた方がよいですね。

ごあいさつ

本が好きだけど、BLはもっと好きなんだ!という開き直りから始められたブログです。
生温~い感じになるかと思いますが、どうぞ薄眼で見守ってくださいませ。

日常雑記に一般書、一般漫画の感想もごちゃまぜの私的な読書と萌えの記録です。

書いている私はyoriと申します。仕事も私生活も本にまみれて棲息しています。
カミングアウト済の家人が一人います。
BL趣味は特に隠しているわけではありませんが、大っぴらにもしていません。

一般文芸書からゆるやかに、でも確実に「腐」の方向へ進んで来ました。
二次はノータッチというと周囲の腐仲間からは奇異な目で見られます。
読むのはオリジナルの漫画と小説がメイン。たまに雑誌にも手を出します。昔はエロがっつりが好きだったのですが、最近はエロがなくても全然大丈夫になりました。といっても純愛とドエロを求める周期のようなものが存在するので一概にはいえませんが。
とにかく何でも読みます。懐は広いです。でも萌え基準は結構厳しい気がする今日この頃です。

拍手、コメント、リンク大歓迎です。
よろしくお願いいたします~。



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Author:yori
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