スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「美しいこと」*追記あり

32014072.jpgutukusiikoto1.jpg
松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。松岡は、女としてもう会わないと決心するが…。(上巻)
松岡が気になる感情が、友情なのか恋なのかを知りたい。そう感じた寛末は松岡と頻繁に会うようになる。寛末にとって、明るくて楽しい松岡と過ごす時間はとても居心地がよかったが、その一方で、仕事ができて社交的、女性にもモテる松岡が、どうしてこんな自分を好きなのかと、卑屈にも感じていて…。そんな折、社内で大きな人事異動があり…。恋に落ちた二人の切ないラブストーリー。(下巻)


今このタイミングで感想を書いたらドラマCDだと思いますよね。
違うんです、スミマセン。何を今更って感じですが小説の方なのです。再読して真険にCD購入を検討した結果、とりあえずこの話についての「好き」を吐き出してからゆっくり考えようという、なんともヘタレた結論を導き出しました。

長くなったのでたたみます。

続きを読む

スポンサーサイト

「モルグの番人」(今城けい)

morugu.jpg
知り合って10年。ただ1度の例外もなく再会のたびに須賀を凝視するのは、IQ200の麗人・柳。新聞社で死亡関連のデータばかりを扱う特殊な部署、通称『モルグ』に勤める少々奇矯な男である。その柳を滅私盲愛し、献身的に支える須賀は雑誌記者だ。そんな二人が、ある日、手違いでモデル売春の副産物である1枚の裏AVを入手して…。非道な事件の解明とともに、10年間友人を貫いてきた二人の、互いへの妄執と独占欲が暴かれる!排他と包容―究極のオンリーワン・ラブ。

前評判としては知っていたのですが、「読み辛さ」や「展開の荒唐無稽さ」云々ひっくるめて非常に楽しく読んでしまった自分と作者の力技にビックリです。
読んでいる間中「!?」の連続ですよ。時には「はぁ!?」と声に出していましたね。
通勤電車で読み始めて普段なら始業30分前には余裕で店に入っている私が、休憩室から3分前ダッシュをするぐらい夢中で読んでいました。
なんだろう、たぶん、すごーくツメの甘いB級サスペンスという解釈の仕方で間違ってはいないと思うのだけど・・・それにしても「アリなんですか!?」という展開の連続で今城さんという方の思考回路をもっと知りたいが為に新作を待ち望んでしまいそうなぐらい、えーと、面白かったです(他に上手い言葉が見つからない)

エキセントリックを遥かに凌駕して明らかに精神疾患一歩手前だろうという受け。そして、純情で熱血で少しヘタレ(受けに対してのみ)な攻め。この話は、そんな二人の「とにかくお互いを好きで好きで好きすぎてたまらないんだー!!」という想いのみで構成されています。しかし、二人の関係が動くきっかけになる事件と受けの性格が変過ぎて、通常なら私の好みである「10年来の片思い設定」であるというのにトキメキもキュンも全然感じませんでしたよ(笑)事件が変というか、その解決方法が変なんですけどね。ネットに疎い私だって「それはちょっと」と突っ込みたくなるような事をちょちょいと受けがやってのけてしまい、その後のスピード解決に「ドンデン返しはいつ?」という期待も虚しく大団円と。インターネットは魔法の世界なんですね、と大らかな私は気にしないふりが出来ましたけど・・・それにしてもスゴイ。

インターネットで事件の情報収集・解決といえば、米澤穂信の『犬はどこだ』がパッと思い浮かびます。25歳のモラトリアム真っ只中ヘッポコ犬探し専門探偵を私は愛していますが、彼にもネット上の友人がいて、その友人が何もかも解決してくれてましたっけ。ネットは魔法の世界、にしてもリアリティが雲泥の差ですが。

感情の激しく欠落した受けの姿に私はどうしても魚住君と「毎日晴天」の秀を連想してしまいますが、須賀は柳を「そのまんま」受け入れるのです。ここが大きな違いですね。柳の病的な「依存」をちっとも気にせず「オンリーユー&オンリーワン主義」とでもいうべき二人だけの閉じた世界で幸福になる。久留米や大河は決して「そのまんま」の「依存状態」を受け入れようとはせずに、傲慢な云い方ではあるけれど「生かそう」と努力していたと思うのですよ。まぁ、柳はぶっ飛び過ぎていた上に須賀にそこまでの気概を感じなかったので別によいのですが。なんだかんだで二人が想いを遂げて柳の身体が反応を示す描写に喜びを感じてしまった私は、やっぱりこの話が面白かったし、結構好きかもしれません(笑)

エキセントリックすぎる受けが一番書きやすかったと断言した作者後書には驚きとともに、妙な感慨を抱きました。この人は「本気」で書いているんだ!!というのが伝わってきていっそ気持ち良かったです。


「青い芝生と甘い水」(有間しのぶ)

最近BL小説ばかりで漫画の方がご無沙汰してしまっている気がします。おまけに5月も終わろうとしているのに一般文芸を今月はまともに読んでいないよ。川上弘美の「夜の公園」ぐらい?後は再読や書評本、エッセイやらの完全な暇つぶし読書。そんなに忙しくなかったのにおかしいな。原因の一つとして考えられるのは、私が住む町の図書館(実際は「室」ぐらいの大きさ)のしょっぱさね。とにかく新しい本が入らない。読みたい本が文庫化されていないことが多いので図書館は生活に必要不可欠なのに、大抵がっかりして雑誌読んで帰ってきてしまう。リクエストをすれば隣の市にある大きな図書館から取り寄せてもらえるんだけど・・・休みの日に集中して読みたい本だと、気持ちが冷めるんですよね。次に引っ越しをする時は本屋だけでなく図書館も考慮に入れなくては。

先日の結婚式ではあれだけ普段拝めないスーツ男子(しかも同年代)が居たというのに、ちっとも萌えが発動しなかった。集団でこれでもかと騒ぎまくっている彼らをチラっと見て、体育会系だなーと普通の感想を抱いただけだった気がする。それだけ式に集中していたということですかね。この結婚式を作ったのが壇上で微笑んでいる彼と彼女なのかと思うと、もう本当に色々感慨深かったです。
二次会ではチラッと「新郎の姿を内心泣きながら見つめている青年がいたりして~」なんて思って周囲を見回したけど、そもそもが同年代の男に萌を感じないという根本的な問題に気が付いてしまいました。高校生の頃は高校生以外目がいかなかったのに(現実も腐も)、趣味は変わるのね。

aoisibahu.jpg
高校生つながりで持ってこようとしたのに全然関係ない感じになってしまった。
腐友Cさんがブログで「ピュア男子高校生」を特集(?)されていたので、便乗して高校生モノ(というわけでもない気がするけど)です!
有間しのぶは「モンキーパトロール」が有名ですよね。残念ながら未読なのですが、BLも描いていると初めて知りました。他ブログ様で紹介されていたのですが、題名を見ただけで即購入を決めていました。いや、すごく素敵な言葉だと思います。「青い芝生と甘い水」から連想されるのは、諺「隣の芝生は青い」と童謡「蛍来い こっちの水は甘いぞ」なので、ラストはきっちりこの二つのモノローグで終わりますが、実際の内容にはあまり関係ないです(笑)
有間しのぶということで予想出来ても良さそうなものを、ページ開いた瞬間4コマのコマ割が目に入った時は正直「失敗した・・・」と思ったのですが、いやいやすごく良かったよ。ほのぼのしていて切なくて、単調なコマの中にぎっしり登場人物達の心の動きが組み込まれていて、不覚にも涙腺が決壊しそうでした。
4組のCPが出てきます。主役である表紙の二人、高校生の由魚と麦青。由魚の保護者である舷太郎とその助手兼家政夫の爽介。爽介と大学の教え子であるイズル。そして由魚のクラスメート、子安と三ノ輪。物語は麦青一家の隣に由魚一家が越してきたところから始まります。由魚に一目ぼれする麦青だが、由魚はずっと爽介に叶わぬ恋心を抱いていた。その爽介というのは、これまた20年近くも舷太郎を一途に想っていて、由魚はそのことに気が付いている。当の舷太郎は他人の気持ちに頓着しない鈍感な男で女好き。誰もが行き場のない気持ちを抱えて悶々とする関係なのです。そこに、爽介に想いを寄せる大学の生徒イズルが登場したことから、行き詰まっていた各々の想いが動き出すわけです。イズルが昔の舷太郎に似ている(ということは由魚にも似ている)ことから、好奇心で手を出してしまう爽介。由魚に想い人がいるのを知りながらも気持ちを伝えてふられてしまう麦青。そして、何を考えているのかわからない舷太郎の秘めた胸の内。そしてそして箸休め的に入るもっともBLっぽい子安と三ノ輪CPのイチャイチャ(笑)
みんなの行きつく先はどこだー!?って感じの話ですが、そんなに波乱万丈あるわけではなく、きちんと収まるところに収まります。でも、ところどころにキュンとする台詞があって、悪く言えば単調でテンプレな話にも取れるのに、きちんと魅力的に仕上がっているんですよ。本当、不思議な力があります。あとこの話って「家族」が重要なキーになっていて、ずっと家族同然だったからと絶対に一線を越えようとしない爽介の由魚に対する気持ちや、男運のない姉たちと麦青の「プッ」と笑ってしまうようなやり取りとか、3コマぐらいしか出てこない介護されているじぃちゃんの姿とか、高校生から家族の存在を消したら、それはそれで嘘っぽくなるんだよなーと普段あまり感じないことを感じました。温かい話だと思います。しかーし、私が一番好きなCPは一番BLらしい子安と三ノ輪なんだけどね!(笑)

高校生特有の甘酸っぱさって、何もかも初めてだから何もかも上手くいかない。でもカッコ悪くてもみっともなくても、後先のことなんて何も考えられないぐらい好き―ってことなんだよね。良いものを読みました!他にもBLを出しているようですが、とりあえず有名な「モンパト」を読んでみたいと思います。

「眠れない夜の子供」(菅野彰)

nemurenai.jpg
せつなげに遠くを見ていた少年。何かを言ってやりたくて、ついに伝えることができなかった…。思いおこせばそれが魚彦の初恋だったかもしれない。大学も三年になった今、再会した彼・貴史は、不眠に苦しむ大学生になっていたけれども―。魚彦のもとでなら眠れると、夜ごと訪れる貴史に、魚彦の眠れない夜が始まった…。書き下ろし「青年も、夜」など、シリーズ三篇を収録したキャンパス・ラヴ・ストーリー。

「毎日晴天!シリーズ」が大好きなわりに、菅野さんの他の小説ってあまり記憶に残っていないのです。新書館から出ているもの中心に何冊か読んでいるはずなのに。先日の在庫整理中に本棚の奥から引っ張り出した作品です。存在を忘れられていたという。うん、読んで良かった。他の作品も再読してみようかな。

読んでいて驚いたのが、あまりにも「晴天」の大河と秀に主人公二人の性格が似ていること。
世話焼き長男タイプの魚彦(でも七男)と、大切な感情に欠陥を抱えたまま大きくなった貴史と。
同時期に発表したことも含めて軽い戸惑いを覚えたのだけど、奥付と後書を読んで納得しました。これは94年に雑誌掲載された作品だったのです。ということは、98年刊行の「晴天」の前身ともいうべき作品だと云えるのではないかしら。テーマは「晴天」の方がより深く、受け(秀&貴史)の性格も厄介極まりなくなっているけれど。記憶にあるのがたった2作品(しかも同系統)なのに語るなって感じですけど、私、菅野さんの小説こそ本当に「センシティブ」だと思うんですよ。内省的で、漠然とした不安や自己否定の気持ちを抱えて、それでも他者と関わろうとすることで何らかの変化が訪れるような。

日常の賑やかしい描写と、魚彦と貴史が二人っきりで過ごす夜の静謐な描写の落差と云ったらすごいよ。決して美文ではないし、くどい言い回しが気になる部分もある。でも、全編に漂う文学臭がたぶん私のツボなんだろうな。そして菅野さんはセックスシーンをあまり書かない人なんだよね。抽象的な表現だけで終わらせてしまう。物足りなくもあるけど、菅野さんの小説はそれでいいかなと思うんだ。そんな書き方を認められて求められる人がいても良いと思うし、貴重な存在だと思う。最近は小説出されていないですけどね。そして、私が知らないだけでドエロも書いているのかもしれないけど・・・。

詳しい作品の内容は省略しますが、ひとつだけ。
この作品に描かれている「文学部」はフィクションでありノンフィクションです(笑)
漢詩を朗々と読み上げる人間はさすがにいなかったけど、「太宰は・・・」なんて台詞は遠くの席の方からたまーに聞こえてきましたっけ。ああ、私の中の文学部コンプレックスを刺激される。
一種の自虐なのかとも思ったけど、たぶん菅野さんは本気で書いているのだろうな。



本日は会議のため遠征しました。
疲れたけど、やたら笑いの起こる和やかな会議で良かったです。
不景気な上にインフル騒ぎで売上は下向くばかりだけど、しっかり仕事しようと思わされる一日でした。
そして明日は友人の結婚式!絶対泣くよ。
せっかくだから「花嫁物BL」を読みつつ行こうと探したのですが、良いのが見つからず断念しました。

「この夜の果て」(毬谷まり)

昨日は朝から皮膚科のおじいちゃん先生(たぶん80代)に「ちゃんとしなさい」と怒られ、なんて心に響く怒りの言葉だとシュンッとなり、午後からはクレーム処理に追われ、とにかく「キュン」としたい「キュン」としたいと思って本棚を漁った結果がコレでした。

konoyoruno.jpg
元華族の家柄の和彰は、結婚して事務機器販売会社「オムラ」へ婿養子に入り、社長として仕事に励んでいた。しかし、会社でも家庭でも自分に求められているのは華族というブランドだけだと思い知らされる!そして、己の存在意義がわからなくなってしまった和彰は、我を失いなんと自らの手で自分の局部を切断…。そんな心身ともに傷ついた和彰に救いの手を差し伸べたのは、秘書の長瀬だった。退院後、長瀬の誘いで彼の家で同居することになった和彰。だが、傷が治っても、局部を切断したため、自慰も満足にできず性欲を持てあまし、苦しみ悶える。そしてそのことを長瀬に知られてしまい、不本意ながらも彼と肉体関係を結ぶことに―。秘書×社長のセンシティブラブ。


別に心臓が「キュン」となるのを求めたわけではないよ!
この話は私のツボが多くて意外にも「キュン」なのです。
今回ちょっとナニな発言が多いのでたたみます。


続きを読む

「不思議は何で出来ているか」(高口里純)

husigi1.jpg husigi2.jpg
昇栄出版の石田は担当する怪奇小説家、逢沢田博から一通の手紙を言付けられる。宛名には「一の沢めのう」という名前だけ。住所を聞く石田に「場所はわからないが導かれる」と答える逢沢。―深いオルガズムは人としての愛のレベルを体験できる―そんな意味深な言葉を投げられ、困惑しながらもさまよう石田の前に「不思議屋」の看板が!?(一巻帯より)
「不思議屋の主人(めのう)」は、迷える霊たちに道を与える専門家。そのめのうが、亡者、石田との性行為に深い情を感じてしまい、彼自身の能力が弱まってしまった。弱っためのうに、悪鬼たちが容赦なく襲いかかる!!(二巻帯より)


先日の『美しい美しい美しい』に続いて高口作品2作目です。最近完結した、雑誌「Hug」連載の奇譚話。正直に云うと微妙によくわからない話なのですが、好きです。たぶん予定していたエピソードや設定の半分ぐらいで終わってしまったのではないかしら。後半はWeb連載で、ラスト80Pは書き下ろしだというし。もったいない、もったいないよー。

高口先生の描く男の人がすごく好きです。「色気」というか「色香」というか・・・とにかく凄まじい色っぽさだと思います。色っぽい話(耽美やBLが)なので、狙えば当然そのようなものは匂わせることは出来ると思うのだけど、登場人物から自然とダダ漏れてくる色っぽさがあります。
語り手だと思われた石田は自分が死んでいる事に気がつかず、夜な夜な手土産を持参して担当作家の元を訪ねている亡者だったわけで、えらい切ない雰囲気の話だと覚悟して読んだのですが・・・ちょっと未消化な感じで残念でした。めのうの正体(不思議な話を聞いて、不思議にまつわる「物」を処分することで生きている。不思議話を聞かないでいると老人になってしまう)もよくわからないうちに終わっていますし。二人の心の交流もまだ漂うばかりの薄い気配であまり描かれておらず、すごく期待をしていたのですが二巻の表紙はめのうと石田ですらありません。めのうの後ろの男は、もう一人の主要人物である盲目の指圧師壱春なのですが、もしかして当初は「めのうと石田」の物語ではなくて、「めのうと周囲の男達」の話にする予定だったとか?それにしてもちょっとしか描かれていないめのうと石田の関係が私はとても好きだったのだけどな。「ああ、これで終わりなの~?」というまた違う切なさがある作品です(ダメじゃん)。一応きちんと物語的には幕を引かれているので納得はしていますが。

全然ススメていないじゃないって感じなのですが、本当に妙に好きなのです。
大好きな城戸光子の『青猫屋』と同じ引出に入る感じといいますか・・・。
一から十まで事細かに説明してくれるエンタメテイストの作品よりも、ちょっと余白があるような話が好みだからかもしれません。引き続き高口作品に挑戦してみます。

「俎上の鯉は二度跳ねる」

kyuuso.jpg sojyounokoi.jpg

女を抱いた次の日、俺は男との愛に耽溺する――衝撃のラブストーリー、完結編!妻と離婚した恭一(きょういち)。だが今ヶ瀬(いまがせ)との男同士の微妙な関係は、今も続いていた。今ヶ瀬に抱かれることに慣らされてゆく日々。ところが、恭一に思いを寄せる会社の部下・たまきの存在が2人の関係を大きく揺るがし始め…!?ケータイ少女誌「モバフラ」で配信された水城せとな大人気シリーズ完結編!●収録作品/憂鬱バタフライ/黒猫、あくびをする《―新作描きおろし―》/梟/俎上の鯉は二度跳ねる

こういう圧倒的な作品の前には言葉を失ってしまいます。
とにかく面白くて凄い漫画でした。

以下たたみます。

続きを読む

「美しい美しい美しい」(高口里純)

手元にない漫画の感想を書くなんて無謀な上に失礼だよ君!と思うのだけど、先日の休みに実家で読んで以来、何度か脳裏に甦ってしまう漫画です。嫌いじゃないけど、どちらかというと好きだけど、でも持って帰るのはなぁ―という迷いの末に置いてきてしまったの。ああ、軽く後悔だ。
高口里純先生について私は語れる事を見事に一切持たないのだけど、この先生の括りは少女漫画家で良いのよね?大御所だというのは知っているのだけど・・・。でも調べたら「キャラコミックス」から何冊も出しているし、そういえば中学生の頃に『少年濡れやすく恋成りがたし』を本屋で見て「耽美?」と思った記憶が。括りなんて別に気にしなくていいのだけど、『花のあすか組』の印象が強くてつい考えてしまった。

utukusi3.jpg
◇僕たちは、「美しい」と「汚い」のあいだをさまよう。――高口里純が描く、痛々しくも愛しい少年たちの恋物語。描きおろしの本編「after story」、短編「白い指の悪魔」も収録。
◇冷めた瞳の男子高校生・晃(こう)と、彼の前にあらわれた、別れた彼女の兄・秋生。彼は、妹と同じ桜貝のような美しい爪をしていた。晃は、自分を「汚い」ものと嫌悪する秋生に次第に興味を持ちはじめ、二人の心が交差してゆく。少年二人の「二度とは戻らない、青い季節」を描く、センシティブ&エロティックストーリー。


この二人に起こったのは永続的ではない一瞬の恋情であり、ひどく刹那的で悲しい話でもあるのだけど、好きです。主人公の晃は、転校のため彼女と別れることになるのだけど、絵に書いたような「大人の都合」に振り回された自分に自嘲気味なちょっと捻くれた少年です。彼女のことを本気で好きだったわけでもないのに、自分の思い通りにならない事象にイライラしている高校生。その晃に妹の手紙を渡しに来たのが兄の秋生だった。彼女の爪が「美しくて」好きだった晃は、そっくりな爪を持つ秋生に興味を持つ。「美しいもの」が好きな晃は自分でデザインしたビーズアクセサリーを作るのを趣味にしている少し変わった少年です。晃はたぶん幼い頃から「美しい」ものが好きで善で正しいと信じていた。でも晃が「美しい」と感じた秋生は自分を「汚い」と云う。「美しい」と「汚い」は表裏一体で、とても近いところにあるのかもしれないと気が付く少年の話だと思うのです。「美しい」「汚い」そんな非常に感覚的な問題を中心に持ってくるこの話自体が、私はとても美しいと思いました。

ある日道端で突然晃が秋生の手を取り土手まで走り、キスをするんですよ。恋の衝動と言ってしまえば何でもそうなってしまうのだけど、その行動の唐突さは「雰囲気」任せの漫画のようにも感じます。でも、ちょっと懐かしい感じのする絵柄と昔の少女漫画に出てきそうな現代的ではない高校生男子二人(晃は外見も言動も今風を装っているけど、どこか異質)と相俟って、独特な世界を作り出していて素敵なんです。秋生が自分を「汚い」と表するのはその性癖が理由で、それもまた感受性の強そうな傷つきやすい年頃を上手に表現していて良いと思いました。性癖がね・・・本人にとっては外で自慰をしなければいけないので本当に恥ずべきことなんだろうけど、正直萌えましたよ。秋生はエレベーターの上昇と下降に性的興奮を覚える人間だったのです(防犯カメラは?なんて突っ込みは野暮ですね)。あの身体が一瞬宙に浮く感覚でしょう?わからないけどわかるような気がします。
そんな秋生の姿を見てしまったことから、二人は身体の関係を持つようになるのです。
この話、恋の始まりが唐突なら終わりも唐突です。
最後まで二人には本当の意思の疎通などなくて、秋生の拒絶も晃の諦めもひどく性急に感じたのですが、その後ビースアクセサリーを作らなくなった晃の姿がすべてを象徴しているのかなと思いました。自分の信じていた「美しい」世界が、刹那の恋によって崩壊して、でもそこから新しい何かが始まるようなラストです。BL基準で言えば決してハッピーエンドではないのに、後味は悪くないのが不思議。「センシティブ」が嫌いでなければおススメです。

07年刊行の本を「新刊」と称して堂々と置いていた田舎の本屋に感謝です(笑)
太田出版の「エロティクスf」に連載されていた漫画です。
なにせ手元になくて記憶を頼りに書いているので、微妙に内容が違ったらすみません。

「赤い呪縛」(松田美優)

先日芽生えた近親萌えが本物かどうか検証したく、とりあえず読んでみた作品です。
その趣味嗜好はどーなのとたまに我に返る私ですが、萌えには忠実でいたいのと正当化してみる。
そもそも「兄弟」は長野まゆみの必修科目(笑)なわけで、私が近親物に抵抗がないどころか好きなのは仕方がないのよ。ちなみに一番好きなのは『魚たちの離宮』の兄弟です。

不快な方は読まないで下さいね。お願いします。

akaijyubaku.jpg
自分の魅力を知りつくしている高校生・加藤日向は、ふたりの兄に甘やかされ育った。だが、日向の平穏で勝手気儘な生活は、次兄・龍昇によって壊される。「俺はもうお前を、弟として見んのはやめたから」兄の龍昇が、そう宣言した日から、恋愛において、これまでずっと勝者だった日向の立場は逆転する。いけないことだと思いながら、快感に流される。好きじゃないと思いながら、龍昇のことが気になって仕方がない。安寧を得るはずの空間は危険極まりない空間になってゆき。

「義理の」って括弧つきのBLは本当に多いですよね。この話もそうでした。
「義理の」と「本当の」の間には「BL」と「JUNE」ぐらいの隔たりを感じるのだけど、個人的な好みで言うと「本当の」方が心に残る話は多いです。短編漫画でもトジツキハジメや小野塚カホリや小椋ムク、そして明治カナ子など「こんな話だったな」と思いだせるもの。「義理の」の中には父母両方違うケースもあって、なんだそりゃと突っ込みたくなってしまう。そして「片方が」っていうのは何の免罪符にも別にならんような気がするのだけど、そこに一歩踏み込まない躊躇が見えて、少し萎える。要するに、「本当の」方が好きになるケースは多い。しかし「本当の」も話によっては「ムリ、ナシ」というのもあって難しいのだけど。

結論から言うとですね、弟×兄は譲れないの!
だから、「義理の」とはいえ兄×弟でしかも「ムリヤリ」なこの話は私的にアウトでした。また受けの弟の「甘ちゃん」設定がどうにもダメで・・・攻めの兄貴の傍若無人っぷりは爽快なものを感じたのですが(ムリヤリ否定と矛盾していますね)、「女性」の使い方がこれまたアウトかなーと。兄が弟にムリヤリというのは弱いものイジメでしょう。しかもあの年齢差と体格差。あらら、要するに「好きじゃありませんでした」で終わらせて感想を書かなければよいのだけど、そこは近親物を語る口実にさせて下さい。
ただラストに向けての弟の逆襲と結び方には正直驚きました。若いって強いな、怖いな、十分狂気的だなと。パワーバランスの逆転がたまりません。しばらくして読み返したら違った感想になっていそうです。

弟×兄というか精神的に幼い側が攻めという関係性が好きなのかも。そして、お兄ちゃんは諦めにも似た感情で弟の愛情を受け入れて欲しいです。そこに一抹の「責任感」なんて漂っていたら文句なしです。弟はちょっと頭のネジが1本緩んでいるような狂気を持っていると尚よしです。うん、とりあえず近親物に「まともさ」は求めていないです。云い切ります。
近親物の最大の葛藤はもちろん「親に対して&モラル的に」だと思うのですが、近親物って徹底的な家族関係の否定の話だと思うのです。兄弟は家族なのに変な感じなのだけど、「親」という絶対神に背いて二人だけの閉じられた世界に入っていく暗さが好きなんだと思う。そう考えると「JUNE」のものって気がします。先日読んだ木原さんの『こどもの瞳』は異例の明るさだったけど、あれは「幼児退行」というオンリーワン設定があるので別格。そして、たぶん弟が受けでもきっと構わないんだ。重要なのは、その関係を求めたのが「弟側」だということなんだと思う。そして意思の疎通が叶わないぐらい隔たっているといいかもしれない。その隔たりを「血」で補っていると錯覚しているような話が読みたい。
なんだか病んでいますね。だって、理性的だったりまともだったりって、違和感があるもの。
そう考えると私好みの「近親物」ってとても少ないような気がしてきた。でも懲りずに探してみようと思います。

そう思った矢先にタイトルズバリ『兄弟日和』(つげ雨夜)を発見!即購入しました。が、私の萌えには遠かったのでした。難しい。

「プラネット・ラダー」(なるしまゆり)

今日は一にも二にも『俎上の鯉は二度跳ねる』のはずだったのですが、改めて本になって読んでみたら,携帯よりもずっとずっと文字量が多い印象を受けました。今ケ瀬も恭一さんもよく喋る喋る。感想はもうちょっと集中して読んでからにしようと思います。男と男の恋愛話だけど、男女間の恋愛にだって当てはまる普遍的な業を見事に描き切っていて・・・本当に「凄い」と思います。個人的に残念なのは少女漫画の版型になってしまったこと。むしろ大版で読みたかった。

『原獣文書』でなるしまゆり熱が再燃しました。手離してしまった漫画を再購入しようか検討中です。
しかし、持っていないのはほとんど絶版なのよね・・・。後悔先に立たずとはまさにこのこと。
「クリムゾン」が創刊した当時の事は朧げだけど覚えています。確か、なるしまゆりと高河ゆんが二大柱ですごーく新書館の「サウス」っぽい雰囲気の雑誌だった気が。そう、忘れていたけどいつの間にか休刊になったのよね。『プラネット・ラダー』は「クリムゾン」で連載されていたコズミック・ファンタジー(帯より)です。一巻分丸々書き下ろしという力技で完結した作品。そう考えるとなるしまゆりの漫画でまともに完結しているのって・・・『不死者あぎと』だけ?あー、どうして売ってしまったのよ。結構面白かったのにな。『花天楼』(ビブロス)だって版元倒産だから絶対に連載再開はないだろうし、そもそも『原獣』が完結しないのって発表の場がないからなのかしら・・・。
そう考えると、なんだか不遇の漫画家な気がします。

puranetto.jpg
一人の少女が多次元宇宙を救う使命を担う話です。
私は再三言っているようにSFやファンタジーが苦手なので、恐らくあるであろう世界観の穴については理解が追い付かないだけの気もするので触れません。終わり方だって、休刊が悔やまれる印象なのは拭えない。
しかし、それを置いても面白かったですよ。今更だけど読んで良かった。
なるしまゆりの漫画を読むと「ああ、なるしまゆりの漫画だな」っていつもすごく思います。柔らかな雰囲気と語り口調と微妙にズレた人々と展開と。なるしまゆりってとても優しい漫画を描く人です。世界や人間に対しての見方が一貫しているというか、まあいつも似た感じの登場人物がいるということでもあるのだけど。昔は「プラネット」の主人公「かぐや」が苦手だったのよね。「ほわんとした天然系で芯が強い」というなるしまキャラが好きになれなかった。「原獣」の「レイ・ジーン」、「魔法士」の「勇吹」、「あぎと」の「烈」もそのタイプ。でも今改めて読んで、なんだかすんなり心に響きました。
人を平等に愛する素直さや明るさが世界や人を救うという「大正論」を受け入れられるようになったのは、私も丸くなったということでしょう(笑)あと、なるしまゆりの漂わす微妙なBLっぽさ(「原獣」はもろですけど)も昔に比べて逆に楽しめるようになったな。昔は物足りないというか、匂わせ系が好きではなかったから。
「プラネット」の本筋に全然触れていないですね、すみません。なんせSFなので・・・。
多次元宇宙には9つの「地球」があって、「終末の予言」によると近い未来に大衝突を起こして全ての地球が消滅してしまうという。しかし、「あなないの娘」が選んだ「地球」だけは消滅を免れるという伝説があり、「かぐや」はその娘なわけです。で、「かぐや」を手中におさめようと様々な思惑が動くわけです。生きる武器を持った戦士やら永遠に輪廻し続ける賢者やらが。基本的に「戦争」の話だと思います。戦争に対する平和への祈りのような。「地球」は「国」であり「宗教」でもあるわけで、この世界で種の異なる人間が共存する道とは―という壮大なテーマの話だと思います。
うーん、正直「なるしまゆりの漫画」という前提が付いてしまうから、面白いのだけど、初めて読む人にはどうなんだろか。でも完結していない漫画をススメるのもなぁ。あー、「原獣」完結していればなぁ。大体休刊のせいでエピソードが未消化の部分もあるしなぁ。なんとも歯切れの悪い状態になってしまうのですよ。
ただ、私の中でファン心が再燃しました。
やはりなるしまゆりは漫画を描くべき人です。その宣言だけはしておきます!


日常雑記ですが、本日はたくさん買い物をしました。
結婚式に出るための一式(ドレス以外)を一気に買いましたとも。
バッグ、靴、ボレロ、コサージュ、パール、いやいや疲れた。
なんというか、本って安いよね。
うん、絶対安いと思うんだ(比較するものが間違っているのは重々承知ですが)
学生が授業で使うのか文庫を探しに来るの。で、新潮の500円前後の文庫を手に取り「高~い。ブック●フ行こう」とか言うのよ。もうね、殺意に近い感情が一瞬芽生えますよ(笑)先人の知が凝縮した結晶を前に「高い」とは何事か。っていうかむしろ安いぞ古典は!なんてね。価値観の相違ですね。
そりゃー文庫で平均700超えのBLは高いと思ったりするけどさ・・・。
そういえば昔同僚が「字が少ない本は損した気分になるから買わない」と言っていて面白いなーと思ったっけ。彼からすれば喘ぎっぱなしのBLの濡れ場なんて随分な「損」ということになるわけだ。確かに一理あるかも。


「最悪」(ひちわゆか)

帰省中のyoriです。.
母とイタリア料理屋に行きました。本当はフレンチに行きたかったのですが(完結した某小説の影響です)地元にそんな洒落たものは存在しないので。前々から危ないとは思っていたけど、母はちょっと目を離すと怪しい商売に誘われる人だと判明。現実主義の娘としては断固拒否しろと言ったけど、どうだか。引きこもり気味の弟は「就活は・・・」の一言で部屋から出て来ず、趣味に生きる父は朝から遊びに出かけ深夜まで帰らず、久しぶりに家族4人で水入らず的な私の考えは初手から否定されました。まあ、そんなものです。母は塾講師をしているのですが、中高生男子がいかに可愛いかを熱弁してくれ、その話しっぷりはまさに「萌え」としか表現しようのない感じだったので、つい「腐」要素はないのかと探りを入れて玉砕したりしました。つまらん。

実家の上げ膳据え膳に色んな意味で感謝しつつ読んだ作品です。

saiaku.jpg
橘英彦は、同期の中でも異例のスピード出世を果たしたエリートサラリーマン。その英彦が出張先で不本意ながらも再会してしまったのは、数年前に三くだり半を叩きつけた元恋人・有堂だった。傲岸不遜で厚かましくて無神経で、そしてどうしても忘れられない男―。別れた時と全く変わっていない有堂に、英彦は再び振り回され!?

まさにエンターテイメント。
出来上がったカップルのドタバタ劇がどうしてこんなに面白いのかしら。
ひちわさんの作品は何点か読んでいたのですが、あまりに明るさが前面に出ていてそんなに好みではなかったのです。しかしこの『最悪』は攻めの有堂にハートを盗まれました(笑)
実際に家人が有堂のような男だったらたまったものじゃない!と思うのだけど、私は有堂のような雄臭い男大っ好きです(実際に相手をしたいかは別として)。フェロモン垂れ流しの男盛りってすごく魅力的だと思います。「枯れ専」が一時話題になりましたが、まったく興味なかったもの。そりゃ「最悪」ですよ?家事一切しない。服脱ぎっぱなし、浴槽使いっぱなし、タバコの灰は落としまくる、我が家では絶対に有り得ない(なぜなら旦那は英彦寄りの潔癖人間だから。というか、正直有堂のズボラさは私の方に心当たりが・・・)。でもそれを置いても「最高」の男だと英彦じゃないけど思います。そのぐらい有堂のカリスマ性はカッコ良すぎる。キャラにこんなに萌えたのって久しぶりです。
そしてツボに入ったのが帯にもなっているこの言葉。

懇ろに償え、この野郎。・・・・・・たっぷりいじめてやる

「懇ろ」って!久々に聞きましたけど(笑)
他にも「日和見主義の鈍牛め」とか、ひちわさんの言語感覚って面白いなぁ。
そしてエロが本当に上手!ぎりぎりの下品さで、そんなに長くはないエロ文なのにめちゃくちゃ扇情的。好きだわ。英彦の男としての矜持がガンガン揺さぶられるところも面白かった。私は「仕事BL」がそんなに好きじゃないんだけど、会社生活がコメディとしても上手に使われていて感心しきりでした。
文句なしに楽しめる作品だと思うけど、有堂タイプの男が嫌いという人は結構多いかもな。でもでもオススメです。


「こどもの瞳」

kodomonohitomi.jpg
小学生の子供とふたりでつつましく暮らしていた柏原岬が、数年ぶりに再会した兄・仁は事故で記憶を失い6歳の子供にかえってしまっていた。超エリートで冷たかった兄とのギャップに戸惑いながらも、素直で優しい子供の仁を受け入れ始める岬。しかし仁は、無邪気に岬を好きだと慕ってきて…。初期作品に書き下ろしを加え、ファン待望の文庫化。

すごく好きだー。
今まで読んだ木原作品の中で一番好きです。
初めてこんなに感情移入して読んでしまった。
「箱檻」でも泣かなかったのに、読んでいる間涙腺が決壊しそうで我慢するのに大変でした。
しかし、この話でこんだけ感情を揺さぶられた私は色々大丈夫だろうか(笑)

最近琴線に触れる作品に出会えていなくて自分の感受性を疑っていたところだったので倍嬉しかったです。感情の起伏があまりないんですよ、私。穏やかとは全然違うのですが、とにかく自分の感情が荒立つのがすごく嫌なんです(その代わりか周囲の人間は感情の起伏がやたら激しい)。でもそれって結局「保身」なんじゃないかと思うことがあって、感動物やら見ても聞いても一歩引いてしまうのはそのせいかしらとか考えるんです。いや、単に捻くれているだけという意見もあるのですが・・・。
そんな私の感情はやっぱり本を読んでいるときに一番豊かになる気がするんだよね。
だからなにって感じですけど、この話を読めて本当に良かった。

続きを読む

プロフィール

yori

Author:yori
気がつけばいつもそばにBL.猫かぶってみても、結局たどりつくのはそこなのです。感想は基本的にすべてネタバレ注意です。拍手&コメントありがとうございます。拍手コメントは該当記事のコメ欄にてお返事いたします。リンクフリーですがご一報頂けると嬉しいです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
04 | 2009/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。