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「是ーZE-⑧」志水ゆき

只今「太陽を曳く馬」(村薫)絶賛読書中です。
読み終わるまでは他の小説に手を出さないと決めました。久々にメモを取りながら本を読んでおりますが、とにかく難解!私の鳥頭では時系列に沿って事件を追うのでいっぱいいっぱい。合田雄一郎が出てくるとはいえ、「マークス」や「LJ」からなんと遠く隔たった話を先生はお書きになっているのだろう。前2作を読んでいない私が言うことではないけど、これは紛れもない純文学ですね。芸術や宗教という主題を軸に、「わからないこと」への思索を合田と同化して行っている感じです。相変わらず奴は面倒くさい男です。叫びたいことはいっぱいある!が、とにかく合田に会えたというだけですっごく幸せ!感想書けるかわからないけど、頑張りつつも心から楽しんで読んでおります。


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さて、漫画は別腹というか待望の「是」ですもの!!読まないわけにはいきません。
ちょっとテンション高めで失礼します。
仕事前に駆け込んだ本屋で表紙を確認して「誰!?」と仰け反ったのは私だけではないはず。
近衛が若くなっているよ??カッコイイよ!?って、髪を切っただけなのですが、彼はどんな髪型でもステキだわ~。キャラ外見が定まっていないだけでは・・・なんて心の声にはとりあえず耳を塞いでおきます(笑)
私はとにかく近衛が大好きなんです。人気ランキングではイマイチぱっとしませんが、とにかく好き!彼への萌は琴葉との「関係性」ではなくて(いや、琴は犯罪級に可愛いよ)、「苦労性の兄貴」というキャラクターへの萌えだと思うのです。というのもですね、私のBL小説の原点は「毎日晴天!」(菅野彰)の大河と秀なんですよ。攻めであり、苦労性世話焼きお節介兄貴の代名詞のような大河が大好きだったんだよね。進路に恋人に生活態度にこれでもかと口を出して、実際にあんな兄貴や父親がいたらたまったものじゃない!と思いますが置いておいて。その姿に近衛はちょっと被るのですね。
近衛はお節介ではないけど、和記や阿沙利という俺様な人々に揉まれて苦労しっぱなしですからね。
変人に囲まれた常識人て結構好きなんです。あんなに立派な体躯をして優しくて世話焼きな兄貴分というのもツボ。半ば琴葉に押し倒された形で事に及んだのも素敵でした。限りなく愛>恋の二人でしたね。あら、近衛のことばっかりですね。いやいや琴葉も可愛かったよ。血塗れになりながらも近衛のことを気遣う姿にはお姉さんキュンキュンしたよ!ああ、でもでも「エロ」を覚える前の純粋培養な琴も可愛かった!もはや気分は近衛ですよ。確かにあんなつぶらな瞳で「ち○ち○」言われたらビビるって(笑)。閉じた世界が舞台の琴葉編だったので、ある意味一番予定調和的な展開ではありましたが、安心して読めました。ま、とにかく近衛にはこれからも周りに迷惑をかけられ苦労をして、顔に青筋を走らせつつ頑張って欲しいです。

お話は「過去話」なのでもちろん大団円でしたが、全体としてはいよいよ佳境に入ったという感じでした。考えてみれば「是」は1巻の「紺&雷蔵」以来「現在進行形話」がなかったんだよね。阿沙利編になって、いよいよ伏線が明かされそうな予感です。「幸福な現在」という予測がつかない分、阿沙利編は今までとは違った意味合いでも楽しめそう。あまりに引っ張られ過ぎて私の中では存在感が薄くなりつつある阿沙利達ですが、なんだか一番切ない展開が待っていそうですよねー。最後がアレだものね。彰威はもちろん、アレを受けての近衛の反応も気になりますし(あの二人の関係って近衛が「負けてあげている」ような雰囲気にも取れると思うのですが、それは私が近衛贔屓だからか?)あとは兄貴のピンチに何らかの反応をする琴葉の図を期待しているのですが・・・どうだろうか。これは私の勝手な願望なんだけど、もう少し琴葉に存在意義を!と思うのです。あの獣の力の有効活用を!
さておき、これだけ巻数を重ねても破綻や失速をしない世界観は読んでいてさすがだなーと思いました!楽しかったです。8巻目にしてようやくペーパーを応募するつもり。忘れないようにしなくては。

そしてなんと琴葉編CD化の情報が。いや、たぶん買うことはないけどキャストを見てビックリしました。琴葉役、緑川光さんですか!?声優に疎い私だって昔っから知っている大御所さんですよ。BLCDの出演が多いのは知っていたけど、頭の中で再生される声は・・・ゼ、ゼルガディス(懐かしい!)

あと余談ですが「Wings」が版形が大きくなって隔月刊に変わりました。なるしまゆりの読み切り50ページに惹かれて購入を迷っています。読み切りはいいけど続きは・・・とはもう言うまい。諦め半分で待ちますとも。


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「百舌谷さん逆上する」篠房六郎

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普段簡単に「泣いた」とか「面白かった」とかを使っていると、こういう漫画を本気で紹介したい時に困りますね。泣いたことはもう既に感動のバロメーターにならない(なぜなら最近以前よりも本で泣くから)のですが、私生活含めて、今年に入ってからこんなに号泣したことはないというぐらい、泣きました。いや、一人だったのを良いことに、泣き叫びました。しかし安穏とした私の生活なんて秤にかけてもなぁ・・・伝わらないですよね。
実は1巻を読んだ時にブログで紹介していまして、その時の文が以下です。

*******************

『百舌谷さん逆上する』(篠房六郎)はアフタヌーンに連載されている漫画です。←現在も連載中
この漫画を一言で紹介するとこうです。

「転校生の百舌谷さんは金髪碧眼の美少女。しかしその正体は「ツンデレ」だったのです―」


「ツンデレ」と言っても俗にいう「好きな人にツンツンしつつもデレッ」というツンデレではないのです。この世界で設定されたツンデレは「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」というれっきとした精神疾患なのです。好きな人、愛する人の前で攻撃的な態度や言葉が出てしまうのを自分で抑制することができない病。それが「ツンデレ」。
百舌谷さんは転校初日の挨拶でいきなり飛ばします。
「こうして皆さんの前に立ってみると皆の顔が皆長い間ほったらかした後ブサイクに歪んで芽を出した毒まみれのジャガイモの山にしか見えません」仲良くしたいと願う心と裏腹にこんな言葉が口をついて出るのです。しかも厄介なことに愛情の裏返しが攻撃的な態度になるだけで、その他の感情表現は普通と同じなのです。
「ツンデレ」のために怒ってもまともに取り合ってもらえず、好意を抱く人を傷付け続けてしまう百舌谷さんはとんでもなくひねくれた人間に成長してしまいます。厭世的で全人類を憎み、そして何よりも生まれてきた自分を憎み、孤高の位置に自らを置きながら寂しくて仕方がないけど誰も近くに寄らせません。

物語はそんな百舌谷さんと彼女の下僕こと樺島君を中心に展開します。この樺島君の扱いがまたすごい。「微笑みデブ」「ヘボイモ」「腐れ酢豚」などの罵詈雑言を浴びせられながらも、ドM根性丸出しの樺島君は百舌谷さんの友人(下僕)であろうとします(ちなみに樺島君への攻撃的態度は愛情の裏返しではない)。
ギャグ漫画なんだけど、ディスコミュニケーションの問題としてこれほど切実に心に響く漫画はないような気さえします。

兎にも角にも面白いので是非手に取ってみてください!

******************

はい、確かにそうです。2,3巻と読み進めてきましたが概ね上記の説明で合っています。
ただひとつ間違いは、この漫画はギャグではありませんでした。ドシリアスです。いや、ギャク要素やオタク要素も強いのだけど、その使い分けが恐ろしいぐらい巧み。これを計算でやっているとしても感性でやっているとしても、著者の才能には本気で驚愕します。
巻を重ねる毎に増える登場人物と、深く語られる周辺人物の個々の事情。百舌谷さんへの想い。そして、百舌谷さんからの彼らへの溢れるほどの想い。「ツンデレ」にとって愛は決して抱いてはいけない感情なのです。なぜなら愛した人を傷付けずにはいられないから。それでも血みどろになりながらも百舌谷さんと向き合おうとする家政婦(義母)や樺島君と、彼らを愛するが故に「愛さない(愛せない)」百舌谷さんの姿がもう、心に直撃です。
ちなみに私が一番絶句したのは2巻で陽水の名曲をバックに送られた台詞なしの「夏休みの一日」でした。友人にアフタ本誌を読んだその場で「すごい漫画がある」と電話してしまった程です。しかし、3巻はその回とはまた違う感涙必至の巻となっていて、1巻から本当に上手に(天然な気もするから恐ろしい)駆けあがってきた印象です。読むなら是非とも一気にお願いします!素直に人を愛せることがどれだけ幸せなことか気が付くし、ちょっと有り得ないぐらい面白いです(しつこくてスミマセン)。絵にかなり癖がありますが、そんなの全く問題なし!読まないでいるのはもったいないとさえ思います!暑苦しくて申し訳ない感じですが、本当に凄いから!!



「ダブルミンツ」中村明日美子

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出会った瞬間、壱河光夫は市川光央の目に殺された。同じ名前を持つ、二人の男たちの愛憎の向かう先は――?『ダブルミンツ』のその後を描いた、描き下ろし『雨』を加え、話題の作品がついに単行本化!その他、短編『温室の果実』も同時収録。収録作品「ダブルミンツsecret1」「ダブルミンツsecret2」「ダブルミンツsecret3」「ダブルミンツsecret4」「ダブルミンツsecret final」「温室の果実」「雨」


「同級生」を読んでも消えなかった中村先生の「エログロ」のイメージが、真逆のタイプである今作を読み、なぜか薄れた気がしました。エログロのイメージがあるといっても、私がちゃんと読んだ中村作品はこの2冊だけなのですが・・・昔少しだけ読んだ「コペルニクス」の痛さが鮮明すぎるせいですかね。

「同級生」の明るさから一転してかなり暗く痛い話ですが、とても面白かった!




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「ジュテーム、カフェ・ノワール」ヤマシタトモコ

je taime

繰り返し言いますが、私はヤマシタトモコにBLを求めていません。
「明楽」よりも「イルミナシオン」が好きで、男の人よりも女の人が好きで、恋愛よりも非恋愛話が好きな時点で認めることにしました。ヤマシタ漫画はBLじゃないと思うんだ。

今回の短編集、私的にはとにかく「恥ずかしかった!」
だって恋愛の話がいっぱいなんだもの・・・。
セックスを描かれるよりも、えんえんと続く痴話話の方が余程恥ずかしいことに改めて気が付きました。すっごく真剣なんですよ、ヤマシタ漫画の男たちって。誤魔化しが一切ない。恋愛に対してこちらが怯むぐらい真剣。その真剣さを台詞の応酬で表現するから、また恥ずかしいのだと思う。

ちなみに褒めてますよ!というか私はヤマシタさんの感性には全面的に降伏している節があります。

空白だらけの画面だけど、余白を認めない作家さんだと思うのです。「その後―」の想像を読者に委ねないといいますか。関係が結ばれる一歩手前で終わる話が多いにも関わらず、私はその後の二人を想像しようとは思わない。幸も不幸もすべては作者の頭の中、という感じ。
あと、少々乱暴な言い方になりますが、ヤマシタさんはBLを信じていないと思うんだよね。「嘘だ」と思って描いていると思う。それは後書からも微妙に伝わってくるし、何より私はヤマシタ漫画で、男と男がラブラブになる話がどうにも嘘臭くて好きではない。いや、好きな話もあるのだけど、今回の短編集はどれも「恥ずかしい~」が先にきて、後から感動がくるかと思ったら、それだけで終わってしまった部分があったので(スミマセン、辛口っぽいですが好きなんですよ!!)。
別にBLが「嘘」であるのは重々承知の上なんだけど、なぜかヤマシタ漫画に対してはそう思うんだ。
そして正直に言うと、少女誌で掲載されていた男女の話の方が、「恋愛物」という点では断然好きだったんだよね。恥ずかしながら、「憧れた」と言っても過言ではないぐらいに(笑)

というわけで、印象に残った話は以下。

一番好きなのは表題作「ジュテーム、カフェ・ノワール」
こういう他人同士が集まって何かが起きるシチュエーションコメディ(?)が大好きなのです。それぞれのCPの話をオムニバスで1冊にして欲しいぐらい!(というか、読む前は表題作が短編だとは思わなくてちょっと残念だった)。理想的な上手さだと思います。そしてこのカフェの店員二人がこの本の中で最も萌えた。「言っとくけど おれは引くぐらい優しーぞ」って!これ、マイベスト台詞です。
う~ん、ヤマシタキャラの眼鏡男子もオーガニック系男子も総じて私のタイプではないのね。細身のパンツが似合う、コアな音楽しか聞かないような男の人がとにかくタイプではない。でもこの話の店員は二人ともイイ感じにカッコよくて萌えました。面白かった!

そして「cu,clau,come 食・喰・噛」
身も蓋もない言い方だけど、餌付けに失敗する話。そこまで描いてその結末!?とさすがに悲しくなったけど、でも好きだった。人間の細胞が3カ月で入れかわるという話はどこかで聞いたことがあったけど、あんな風に提示されるととんでもなくドラマチックに思えるから凄い。人の食う姿がエロイとは頭では理解しているけど(というのも変ですね)実際に感じたことはない。ただ昔、TVでビートたけしが「排泄行為と同様に食事行為も恥ずかしいことだと思う」と言っていたことには頷いた記憶がある。だからか食への興味が薄いからか、芸能人がひたすら食べるだけの番組は大嫌いです。

非恋愛話と取れる「魔法使いの弟子」「ワンス ア ポン ア タイム イン トーキョー」も好きでした。
サイン会に行けないことは本当に悔やまれますが、仕方がない。それにしてもヤマシタさんはお幾つなんだろう?同年代と踏んでいるのだけど、実は違うのだろうか。気になるなー。気になるといえば、同人時代の某CPにどんな恋愛があったのかも気になる。私はそれを読んで果たして萌えるのかが気になる。微妙な感想になりましたが、これからも私好みの漫画をいっぱい描いて欲しいです。

一般書感想(「ニート」)

3連休(勤)も無事に終わり少々腑抜けています。

凪良さんショック(?)の影響かひたすら明るい話が読みたい!と思っていたわけですが、そもそも明るい話自体が少ない自分の本棚が残念です。
で、なぜか今更感漂いながらも「1Q84」を読み始めました。ええ、全然興味なかったのですけどね、諸事情があって買う羽目になったのです。私には残念ながらヒジョーにソリの合わない義妹がいるのですが、どんな風に合わないかといいますと、ブランド狂VSオタク、フルメイクVSノーメイク、銀座VS池袋・・・みたいな感じといったら伝わりますかね?とにかく合わない。私からは極力近づかないようにしているのですが、その妹君が「書店員なら当然例の話題作は読んだのだろう?貸して」的なことを言ってきまして、いや別に読んでないけど・・・とは微妙なプライドが働き言えず、別に買ってあげるのはいいけど、彼女が読んでいるのに私が読んでないって何か嫌!という性根の悪さがムクムク顔を出しまして、必死こいて読んでいるというわけです。が、なーんか楽しくない。こんなん読んでる時間があったら「魚住くん」や「エス」を再読したーい。でも手放したらしばらく返ってこないのは目に見えてるしな・・・どうしたものか。

マイ鞄には大抵2冊の本が入ってます。未読本と既読本が1冊ずつ。そんなに長い通勤時間ではないのですが、未読本(ほぼBL)が面白くなくても、意外な混雑に遭遇してエロ描写満載の本を開けなくても大丈夫なように、読んだことがあって、好きで、短時間で読める本を忍ばせています。ベストはエッセイやコラム集だけど、最近は面白いエッセイストを開拓出来ていないので短編集が多くなります。

長い前置きになってしまいましたが、ずっとずっと好きで、しかし内容が内容だけに感想を書こうにも書けなかった本がこちら。

ni-to.jpg 「ニート」絲山秋子

「ニート」「ベル・エポック」「2+1」「へたれ」「愛なんかいらねー」の5編を収録。
かけ出しの女性作家と引きこもり青年の関係を描いた表題作他、現代人の孤独と寂寥、人間関係の揺らぎを描き出す傑作短編集。

全体としても大変面白くて一読の価値ありだと思いますが、発表当時物議を醸したであろう最終話、「愛なんかいらねー」がとにかく大好きなんです。でもこの話が好きと公言するのって微妙に憚られるというか、「そーゆー願望があるの?」みたいな取られ方をされそうなのが嫌というか・・・ここが一般書感想の難しいところだなと思いますね。BL感想みたいに膜のようなものが掛からないから。
恋愛や浮気の話に「わかる」と頷くと、イコール私生活まで透けて見えてしまいそうと言ったら自意識過剰か(笑)。願望がなくても、理解が本当の部分では出来なくても、ここに描かれている二人の関係や行為が私はやっぱりとても好きなんだよな。絲山作品はその文章運びの美しさに目を瞠りますが、この話はスカ○ロという変態行為を描いてもなお美しいってどういうことよと驚きました。しかも中途半端な書き方じゃなく、臭いや手触りまでこちらに伝わってくるような書き方をしているのに!
10年ぶりに再開した女(大学講師)と男(元ゼミ生)が変態性愛に耽るという、ただそれだけの話ともいえる短い話。絲山秋子じゃなければ、もっと泥臭く、嘘臭く、綺麗事臭くなってしまうような二人だと思う。寄り添っているようで二人が結局はどうしようもなく孤独というのが私のツボなのかしら。行為と愛はまったく関係なさそうで、でも何かを許し合っているようにも思える二人の関係。乾という変態男が読み進めるうちにどんどん魅力的に思えてしまうから不思議。「愛なんかいらねー」とはそのまま乾の言葉だけど、そんな月並というかある意味使い古されたような言葉の底に含まれる意味を考えると、彼の孤独の深さというのが伝わってきてまた一段と魅力的に感じます。

要するに、なんか上手く説明出来ないけどえらく好きな話というわけです。
余談ですが、成田さん(女)を男に脳内変換して読んでみたら、これまた意外と萌えました(笑)
絲山秋子は最近の作品はあまり好きではないけど、初期の作品は本当にいいと思う。
「袋小路の男」「海の仙人」「エスケイプ/アブセント」なんてもう、大好きだよ。



あっ、明日はヤマシタさんの新刊発売日じゃないか!楽しみ~♪


「夜明けには優しいキスを」凪良ゆう

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寝る前に読み始めて結局最後まで一気に読んでしまいました。
その後夜明けまでとはいかないまでも、なかなか寝付けずに色んなことを考えてしまいました。


あまりに私的な感想になってしまったのでたたみます。

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「星間商事株式会社社史編纂室」三浦しをん

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川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む―。本間課長は言った。「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」その真意はいかに?風雲急を告げる社史編纂室。恋の行方と友情の行方は、五里霧中。さらには、コミケで人気の幸代の小説も、混乱に混乱を!?これでいいのか?わたしの人生。

しをんさんの新作。
前作「神去なあなあ日常」は書評の評判も良く、読みたかったのだけど財布事情と相談して購入を見送りました。ハードカバーはやっぱり厳しいのよ・・・本を買うのだけはお金を気にしたくないのだけど、そんな夢のような夢は見てはいけません。

意外にも等身大の女性が主人公の長編って初めてなんですよね。しかも主人公が腐女子ってことで、これは読むしかないと思ったので即購入しました(笑)
うーん、やっぱり面白い。コミカルで荒唐無稽な展開をぎりぎりのバランスで支えているのは一体何だろう。勢いかな。それは支えているとは言わないか。とにかくしをんさんの小説は読む手を止めるのが難しい。しかし、正直この話のあらすじでは手に取る人が限られそうだなーとも思った。だって、会社の裏社史を冬コミで販売する話ですよ!?しをんさん以外誰が書くというのか!そして一般読者は受け入れるのか?ま、それは置いておいて、コミケ参加者の裏事情が知れたりと、オタク心をかなり満たしてくれる1冊でした。
しかも、作中作として幸代が書いている同人小説が入っているというサービス(?)っぷり。普段読んでいるBLを3倍ぐらい甘くした、ロマンスたっぷりの「オヤジ受け」小説です。さすがに濡場はないんですけどね(笑)
普通の女の人(腐女子だけど)が主役の話もいいなと思いましたね。妙齢の女性が人生についてグルグル考えるような話は他の作家に任せておこうよ!とも思いますが、ちゃんとエンターテイメントしているし、込められているメッセージは「書くこと」に真摯に取り組んでいるオタクにとって強い励みになると思いました。しをんさんがエッセイなどで叫んでいる、小説や漫画による救済という希望を盛り込んだ良い話だと思います。


今、本屋大賞を受賞した「一瞬の風になれ」を読んでいるのですが、1巻時点では正直「う~ん」といった感じ。明治さんが大好き!ということでブログにアップしているのも手に取った理由の一つなのよね・・・。「好きな作家の好きな本は好きとは限らない」は昔から実感としてあることなので気にしませんが、男子高校生の1人称がこんなにも苦手とは・・・色々遠いなーと軽く途方に暮れてしまいました。3巻まで読んだら180度変わるかもしれないんですけどね!「バッテリー」のような萌は今のところないかなー。いや、「バッテリー」にも個人的にはまったく萌えなかったんですけど、スポコン小説ということでなんとなくアリなのかなと思っていたので。

一般書つながりで呟きますが、講談社文庫から「コインロッカー・ベイビーズ」が新装版で発売されました。既刊本の字の小ささには心の底から困っていたので嬉しいなと。

あとは凪良さんの新刊をゲットしたので早く読みたくてウズウズしています。もちろんこれが一番楽しみですとも!

「いとし、いとしという心」かわい有美子

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京都の格式ある名旅館「井筒屋」の若き当主が亡くなった。彼を密かに恋い慕っていた侑央は悲しみにくれる。一方、葬儀で帰省してきた当主の弟・千秋は、次男として当然経営を継ぐと思われていたが、旅館を売却すると言い周囲を驚かせる。かつて一途に兄を想う侑央の想いと秘めた欲望につけこみ、関係を持っていた千秋だが、今度こそその心ごと自分のものにするため、侑央にある提案を―。乱れる心と身体は誰のために…書き下ろしあり。

大変面白く読みましたが、妙に息が詰まります。
喪服(葬儀)から始まる話という部分が個人的なツボであり、また幼馴染の執着愛(片思い)物という、これまたツボを押さえられた話なのですが、読んでいて本当に息苦しかった。
しかしその息苦しさが段々癖になってくるから不思議。

ここに描かれている京の町がどのぐらいの信憑性を持っているのか、残念ながら知る術を持たない俗人ですが、「立てるべき筋を立て、通すべき顔を通しておかないと」という書き下ろしの一文に、これまた息が詰まって仕方がなかった。土地に進んで縛られて生きる人たちの強かさが、伝統と格式を誇りを持って守ろうとする頑強さが、なんとも湿気を帯びた空気で文面から立ち昇ってくるような。昔「ぶぶ漬けでもどーどすか」「一見さんお断り」という言葉の意味を知った時に感じた寒気に近い感覚がよみがえりました。

しかし読むほどに、京の町が纏う空気が艶を帯びて二人の関係にねっとり絡みつくような感じがしてきて、なんとも上手な作品だなと感心しきりでした。かわい作品は2作目。「進行性恋愛依存症」の二人にまったく感情移入出来なかった上に萌なかったのですが、とにかく硬質で美しい文章を書く方だと思っていたのです。個人的に文章の美しさを重視する傾向があるので、「マジ」「ヤバイ」や「・・・」「―」などが多様されている作品はそれだけでちょっと萎えます。美しい文章とともに京言葉も調度品や着物の描写も、何一つとして嘘がなさそうなのが凄いですね。が、「本物」を知らないくせに変な話ですが、たとえこの京都がファンタジーでもまったく構いません。いい大人が「ちゃん付け」で呼び合うのも、絡みつくような京都弁でおりなされると、現実味が薄れて傍観しているこちらが興奮してしまう様な耽美さを生み出します。「あかん―」とか、それ全然嫌がってないから!!かくも方言とは恐ろしい(素晴らしい)ものですね。男性の方言萌えがわかりますよ。一応標準語圏内(細かく言えばどの地域にも方言はあるのですが)育ちの私には羨ましい限りです。

自分を蔑ろにし続けた場所に戻って何が残るの。しかも手に入るか入らないかも確かではないユキの心ひとつを拠り所に!といつの間にか千秋のことばっかり考えていました。
でも、よくよく考えてみると(みなくても)、すべて千秋自身が選択したこと、望んだことなんだよね。かなり屈折しているのに卑屈ではない千秋が無性にカッコよく思えてきました。「強かな狐さん」ですか。京の町には多く生息していそうですね。対するユキも泣いてばかりの可愛い子ちゃんなのかと思いきや、いつまでも亡き想い人への気持ちを核に持ち続けてはいますが、決して弱い人ではない。流されているようでも、肝心の部分は受け渡さない(渡せない)芯の強さを持っている。
上手く言えないのですが、私この二人の関係がかなり好きです。どちらも半分報われないのに、微妙な綱渡りを二人でしている共犯めいたところがあって、とにかく個々の芯が「強い」。
そういった事を考えたときに気が付いたのですが、旅館を残す残さないはともかく、千秋は決してユキが「逃げない」確信があったから、人生を変えるような勝負にも出たんですね。ユキは本当の意味で「逃げない」。京都の町で家族経営の商の主人をしているという現実から、絶対に彼は逃げないでしょう。それが彼の矜持だから。たとえいつか互いに妻をもらい、子を授かる日が来たとしても、ユキが姉小路の店主である限りは千秋の隣に居続けることになる。千秋はそんな未来すら予見しているのかもしれないと思いました(後継ぎ問題とは無縁ではいられないでしょうし、30手前の男が)

ユキの心は結局亡き想い人に向かったまま、千秋の気持ちにすら半分気がついていないという幕切れでしたが、これはこれで不思議な余韻があって好きです。想いが通じて甘々になるよりも、この作品には相応しいように感じました。読み終わったあとに「ほぅ」と一息ついてしまうような、そんな作品です。
と、思ったら続編があるらしい。うーん、どうなるのかしら。千秋が報われて欲しいような、すれ違ったままでいて欲しいような・・・。ああ、でもユキの乱れっぷりがツボなので、更なる「素質」を期待してしまいます(笑)

「猿喰山疑獄事件」遙々アルク

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仕事の前に読んだことを心底後悔し、仕事を始めてから逆に良かったかもしれないと思い直しました。考えれば、目が重くなり、涙が浮かんでくる始末。煩雑な作業は気を紛らわせてくれますからね。
本当、私は仕事前にBLを読むのをやめた方がいい。

怖い

私が今この瞬間、この作品に対して抱いている感情を一番正確に表現しているのは、この一言だと思うのです。廻る因果の恐ろしさ。人の想いの深さと業と。諸手を挙げて好きとはとても言えない。ラストの衝撃といったらありません。疑う余地もないぐらい「愛」はあって、では、私は一体全体何にそんなに怯えているのだろうと考え出すとグルグルしてしまって、もうだめです。
庭師の正体も、彼らが辿ることになる末路も、ストーリー的な面で言えばそう真新しいということではないと思うのに(その証拠に古今の映画や小説の名前を思い出しそうで思い出せないジレンマに陥っている)、漫画で、BLで、やられたことによる衝撃が結構でかいのかもしれない。
正直、絵は上手ではないし表現手段としての漫画を書き慣れている風でもない。
全然違うけど、西田東作品を思い浮かべました。
とにかく、ものすごく後を引く漫画です。読み返したいのに読み返せない。ああ、怖かった。


*****

今日は家の片づけを本腰入れてやるはずだったのに、気がついたら爆睡してしまった。
今の家に越してから「漫画の収納」という作業を半ば諦めた感のある我が家。
見る人が見たら、ヒジョーに気持ちが悪い家だと思う。
ものすっごくどうでもいい話なのですが、少年・青年漫画読みの家人と出会ったことによって知った漫画ベスト3をつらつら考えてみた。

3位 「上京アフロ田中」のりつけ雅春  
今、一番面白いと思うギャグ漫画です。モテナイ男田中がとても常識のあるイイ奴であることがミソ。周囲の面々も優しくて少しバカな人たちばかり。田中に彼女が出来る日が来ないことを祈ります。

2位 「職業・殺し屋。」西川秀明
エロ猟奇漫画。色んな意味でぶっ飛んでいますが、ピカレスク好きとしてはたまらないものがあります。ま、殺し屋の面々に殺される人々は文句なしの悪人なのでカタルシスもありますしね。

1位 「BLACK LAGOON」広江礼威
文句なしの1位!好き!大好き!私は女の人が強い(悪い)話が大好きなので、レヴィを筆頭に登場する女たちの強さカッコ良さには本当痺れます。レヴィも姐御もメイドも好きだけど、実はシスターが一番好きという。彼女の正体が判明する場面は本当ゾクゾクしました。アメリカ映画の字幕のような台詞回しや登場人物達の語りが独特で癖があるけど、とにかく楽しめると思います。本誌ではメイドが大変なことになっていますが、この漫画の終わらせ方こそ大変そうで気を揉んでしまう。レヴィは強いままでいて欲しいのだが、どうだろうか。ロックがどんどん悪人顔になっていくのがちょっと寂しい。

次点 「闇金ウシジマくん」真鍋昌平
何があっても消費者金融に借りてはいけません。

少年漫画の有名どころも軒並み揃っている我が家ですが、あいつら巻数が長すぎるんだよ!
登場人物も多すぎるんだよ!何度挑戦しても「ワンピ」を10巻ぐらいで断念してしまう心の叫びでした。ちなみに家人が私と出会ったことによって知った漫画ベスト3(反応による推測)は以下。

3位「臨死!!江古田ちゃん」瀧波ユカリ 
2位「風が強く吹いている」海野そら太
1位「鉄子の旅」菊池直恵

もちろんBLは入りません(笑)
青年漫画のベストはまた暇な時に、自分持ちの本を含めて真剣に考えてみたいです。


*追記*
帰宅した本人に聞いてみたところ、1、2位はそのままだが「江古田ちゃんはない」とのこと。
じゃあ何かと問うと「ハチクロ」との返答が。まぁ、確かに江古田ちゃんの悲喜こもごもを解するような人ではないと思っていたけど(ひどい)、ハチクロか。うん、納得。

「赤い河」門井はがち

先週末に予定どおりホモ友と「MW」を観てきました。えーと、思っていたよりは(覚悟していたよりは?)楽しかったです。二言三言叫ぶのならば、山田君贔屓の二人としては「出番少なくね?」。そして個人的な意見としては「石橋凌がカッコイイ!」ですかね。内容は・・・まぁ、ね。同性愛的な部分は別に期待をしていなかったのですが、微かに匂うように描かれていました。そうそう私達が一番叫んだことは「受け攻めが逆だろう!」でした(笑)なのでその後は合うと思うキャストについて盛りあがりましたね。彼女と会うと大抵、映画(美術館)→本屋→居酒屋コースなので、最初にしたことを帰る頃にはほとんど忘れているのですが、そういった意味では有意義な映画だったかも。
しかし一番衝撃的だったのは、彼女が昨今のブームに乗じて登山にハマったことでした。昔高尾山で泣きごと言っていた女が・・・。


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刊行された頃(2月)から購入を何度も迷っていたこの漫画。ジュ●ク堂の見本を読んでついに買っちゃいました。東京漫画社系の作品は当たりも外れも大きくて、外れだとBLとしてはもちろん漫画としてもガッカリすることが多いので迷ったのよね。失礼ですが、「たぶん外れ側かな」と思っていたのですよ。しかし、これがとても面白かった。面白いというと語弊がある気がしますが、内省的で暗くて閉じていて、でもギリギリこちら側に踏みとどまっているような、大変私好みの「兄弟物」でした。絵も線も荒くて御世辞にも上手とは言えない、華がない、にも関わらず人物達が色っぽいのですよ。なんでしょうね、これは。似た感じのそれこそ東京漫画社系の作家さんが何人か思い浮かんだのですが、門井さんの漫画が一歩出ている理由は正直よくわからない。だから、私の好みということなのでしょう。
「兄弟物」は「弟が攻め」じゃないと辛いのですが、この嗜好は少数派なのでしょうか。
表題の「赤い河」を読んだときは、迷うことなく「弟が攻めだな」と思ったのですが、書き下ろしを読んだら違いましたよ・・・。軽くショックでしたが、先日のバトンで答えられなかった「リバ」に彼らこそ当てはまるように思います。うん、私の中では勝手に彼ら兄弟はリバですよ。

早くに両親を亡くした兄弟。社会人の兄が弟の親代わりとなって世話を焼いていた。しかし、進路を境に弟が自分の元を離れてしまうのではないかと思った兄は・・・。

二人っきりの閉じた家。相手の動向を探るために動かす視線。安易に話しかけることが出来ない関係。兄弟だから、家族なのに、通じあっていないからこそ通じたいという切実な願い。
兄は弟にとってのモンスターでは決してないのです。「何を考えているのかわからない」という葛藤が弟にはあるものの、それは兄にとっても同じなんですね。弟は兄の「狂気」を迷うことなく受け入れて、二人で堕ちるという覚悟すらしている。当然ながら、兄の方が余程苦しそう。苦しそうで辛そうなのに、弟に時々向ける捕食者(書き下ろしより)の視線が壮絶で、静かに堕ちていってるんだなーというのがよく伝わってくる。うん、いい「兄弟物」ですよ。
「赤い河」って、そのまま「血」ということですよね。この題も含めて大変好みです。そうとしか言いようがない漫画です。すごく静かな漫画で語られない部分も多い。でも本当に良い余韻がありました。
他の短編もテンプレ的でありながら、妙に心に引っかかります。明るめの話を描いていても、どこか暗い。同時に、暗いようでいて明るい。あっ、明治さんとちょっと繋がる部分があるのかしら?

この作家さんは今も東京漫画社で描いているのかしら。
同人出身だろうと思って探してみたら、割と簡単に見つかりました。
「ハ●ヒ」ですか!?結構お若い作家さんなのかしらね(偏見?)
新刊が出たら次はすぐに買おう。


「受け攻めバトン」に挑戦!

初、バトンに挑戦です!
らないみぃさんのブログから拝借しました。ありがとうございます~

お題は「受け攻めバトン」

受け攻めのキャラ萌を普段あまり意識しないので微妙かしらと思ったのですが、質問をみてわくわくしたので答えてしまいました。とっても楽しかったです!

1.貴方が好きになるのは受け攻めどちらが多いですか?

攻め、かな。攻めに対する好きは異性に対する好きで、受けに対する好きはそれとは微妙に違う気がします。立ち位置が同じと捉えているわけではないのですが、やはり受けは恋愛対象ではないですからね。ただ、人間としての奥深さを考えさせられることが多いのは圧倒的に受け側なので、物語を楽しませてくれるという意味では受けの方が好きです。

2.攻めで好きなタイプは鬼畜or優しい

基本は鬼畜で、その中に少しの優しさが見えるぐらいが良いですね。優しさというのは誰しもある程度は持っている部分だと思いますし、優しくなければ生きる資格はないですから。

3.受けで好きなタイプは淫乱or純白?

う~ん、難しい。
オンリーワン主義としてはやはり純白ですが、身体は淫乱でも心は純情というギャップにも萌えます。う~ん、でも純白で!  

4.攻めで好きなキャラを3人挙げて下さい

「赫蜥蜴の閨」 臣
「最悪」 有堂
「魚住くんシリーズ」 久留米

なんてこったい。超わかりやすい結果に自分でビックリです。普段好きと言っている「年下攻め」は一体全体どこに消えたのでしょうか(笑)?全員見事に「俺様系」!男盛りのわっかりやすい感じが好きなようです。臣、彼についての萌は語り出すと尽きません。とにかく関西弁壊れヤクザの色気が堪らなく好き。ドラマCDになったら絶対に購入したい作品です(ならないだろうけど)。有堂は傍若無人のカリスマ性にやられ、久留米は図太い神経と、勝負をかける時の強引さが好きです。
  
5.受けで好きなキャラを3人挙げて下さい

「赫蜥蜴の閨」 光己 
「さよならを言う気はない」 天海 
「どうしても触れたくない」 嶋

ここでもわかりやすく「ツンデレ」好きという結果に。そんな中迷わず「赫蜥蜴」の光己を選んだのは、私が彼のことを「受け」という役割を超越してとても好きだからでございます。英田作品は結構読んでいるのですが、一番好きなのは天海が出てくるこのシリーズです。「聖黒」を彷彿とさせる探偵とヤクザの関係がたまりません!BL史上最凶ではないかと思われる口の悪さ(下品さ)も含めて大好きです!「どうしても」は攻めの外川も好きですけどツンデレ嶋に軍配が上がります。嶋君の涙が好き。

6.リバでもOKだと思うCPを3組挙げて下さい

「嵐のあと」→これはリバでしょう!っていうか、榊は受けだろう!
「薔薇色の人生」→リバというか、私は読んでる間中モモが受けじゃないのが不思議でたまらなかったので、彼が受けて欲しいという願望です。世間では大変高い評価のこの作品。私ももちろん好きですが、モモのことを「バカで淫乱なしょーもない年増受け」という先入観のもと読み始めたので・・・。
「聖なる黒夜」 麻生×及川 → すみません、一般書なんですけど二次ではないはず。及川が受けて欲しいというこれまた私の願望を。

難しいですね、リバでもOKって!常日頃から、すべからく「可」という広い気持ちでいようと心掛けているのですが(何のためにかは不明)考えてみるとあまり「リバ」に該当する人たちがいないことに気が付きました。最初に思い浮かんだ「窮鼠」カップルのような正統派リバCPは私にはハードルが高いようです。ショック!そんなわけですべて「受け攻めが私的に逆なカップル」という的外れな返答になってしまいました。すみません・・・。
 
7.想いが強いのは受け攻めどちらが理想?

攻め。
受けのように見せかけて、実は攻めの方が手のひらの上的な(でも受けは無自覚)感じが理想です。

8.お疲れ様でした、それでは楽しい受け攻め語りが聞けそうな同志を好きなだけあげて下さい。

自慢じゃありませんがスミッコブログですからねっ(笑)
面白そうだと思った方、ご自由にお持ち帰りくださいませ~。  

キャラメイクという点で、自分が「赫蜥蜴の閨」の二人をとても愛していることに改めて気が付きました。何故か拙宅で多く拍手を頂いている過去記事でもあります(当社比)。
「年下攻」が好きというよりも、「立場が下の人が攻める」のが好きと言った方が正しいことに気が付きました。例えば「執事×主人」「生徒×先生」「看護師×医者」「助手×教授」のように。ま、必然的に年下が多くはなるのですけどね。そして「年下の攻め」が今回のバトンに登場しなかったのは、相手があって成立する「関係性」についての萌えだからだと思います。キャラ自体の萌とはまた違うということですね。

とても楽しかったのですが、駆け足気味に考えたのでリバの部分などちょっと心残りもあります。
また色々なバトンに挑戦してみたいです!

「蒼い海に秘めた恋」「寄せては返す波のように」六青みつみ

aoiumini.jpgyosetehakaesu.jpg
幼い頃から憧れていた、グレイに会いたい一心で彼の元にやってきたショア。男らしく精悍なグレイは、想像以上の優しさでショアを迎えてくれる。しかしある日、ショアは出身を偽ったことでグレイを騙したと誤解され、彼に冷たく突き放されてしまう…。だけど、どんなに嫌われても、好きな気持ちは変わらない―。けなげなショアに訪れた最初で最後の恋の行方は…。 (蒼い海)

“エリィは、おれの好きな人。でもエリィが好きなのは別の人。おれは身代わり”記憶障害を持つルースは、忘れないようにそれを手帳に記した。研究所所長のエリィにとって、一時間程度しか記憶が保てないルースは、都合の良い存在なのだ。だからエリィは、去った養い子に似た容姿のルースを気まぐれに所長室に呼びつけ、身代わりに抱く。一方的で身勝手だけど、あなたが好き―。切なくも愛おしい恋物語。 (続編・寄せては返す)


最近発売した続編のレビュに引き寄せられるように手を出した作品です。

ファンタジーということで、最後まで読めるかという問題で不安だったのですが、なんというか、すごく根源的な部分を揺さぶられて感動してしまった。本当に感動してしまったのですよ。
海の描写に長野まゆみの世界を重ね、「テレビジョン・シティ」や「新世界」の視覚的なイメージを思い浮かべて、ファンタジーにそぐうように選び抜かれたであろう言葉遣いや単語の隅々まで堪能しました。ファンタジー嫌いな私がまさかこんなに良いと思う作品にBLで出会うなんて。食わず嫌いはいけないですね。
六青さんは初読みでしたが、この方がファンタジー以外を書いているというのがまったく想像出来ないほどです!普段なら私が苦手とするファンタジックで独特の台詞廻しや、お伽話のような登場人物の描写の連続(続編では薄れてしまったのが少々残念)。この言語感覚で現代を舞台にBLを?それは一体どんなことになるの・・・と早速著作一覧を調べたのですが、残念ながら見事に私の琴線に触れるタイトルがない(笑)
でも気になる。作家買いの可能性が出てくるぐらい、気になるぞ。

また藤たまき先生の挿絵が素晴らしくて!この表紙は二冊並べて額縁に入れて飾っておきたいぐらい好きです。作品の世界観がもうそのまま藤先生の漫画と重なる。正直、藤先生の漫画はエキセントリックで依存症度の高い登場人物が苦手で、好きな作家とはいえないのだけど・・・この挿絵は本当に素晴らしいです。

キラキラしている可愛いものを私が「好き」と言うこと自体が結構珍しいのですが、お伽噺は女の子の永遠の憧れですからね(?)。不幸な境遇で育った可憐なお姫様が王子様に救われる話を読んで育ったわけだから。私は「白馬の王子様」的なものに憧れたことの少ない人間ですが、それでも反応する気持ちがありましたね。うん、この話はたぶんBLじゃなくても一定の「キュン」を誘える話なのではないかしら。その世界観(男女比に偏りがあり男同志のカップルが当たり前)からしてもBLとしての定義は半ば崩れていますしね。2年前に話題になった「ミミズクと夜の王」にも通じるような、ファンタジーとしても、「キュン」としても普遍的な何かがあるのではと思いました。ってファンタジー嫌いな人が言ってはいけません、スミマセン。ちなみに矛盾していますが、「ミミズクと夜の王」を読みミミズクが男の子だったら・・・と思ったのはここだけの話です。

端的な説明が難しくて、内容について触れると話の全てを明かしたくなります。あらすじで世界観はなんとなく伝わるかと思いますが、主人公のショアは伝染病の抗体保持者で、幼い頃から研究所の中で軟禁状態で育ち、心が通じ合うのは養父であるエリィだけという中、痛々しい生体調査に耐えていたが、抗体から薬の生成に成功したエリィはショアを用無しだと捨てるのです。絶望したショアはテレビジョンの映像で繰り返し見た鉱山労働者のグレイに会いに行くことを決めるのです。
そう、この話は、とにかく「可愛い良い子ちゃんが可哀相な目にこれでもかとあいまくっても健気に頑張る」「好きな人に話したいけど話せない秘密があり、誤解を招いて避けられてしまう」更に「研究所での過酷な人体実験」「養父からの冷たい仕打ち」などがポイントとして挙げられます。うーん、伝わりますかね?この「キュン」が鉄板な感じ。冗談ではなく私は読みながら何度も「ショア~」と主人公の名前を呼んでいました。そのぐらい、ショアの置かれた境遇や彼の健気さというのに心を鷲掴みにされます。その昔「おしん」と日本国中が名前を呼んだイメージでしょうか?

ああ、好きなのに感想が美しくないなぁ(笑)

とにかくこれは本当に良かった!
続編は更に良かった!驚きです!「エリィ~」と叫びっぱなしでしたもの。
この普遍的な「キュン」を紡ぐ力は素晴らしいと思います。やっぱり他の作品も読んでみよう。





一般書(あえて強調)感想

読み始めて数十ページで駅のゴミ箱に投げ捨てようかと思ったぐらいなので、いくらでも辛口なことは書けるのだけど、そもそも「そういった怒り」をむしろ期待して手に取った節もあるひねくれ者なので、それはあんまりだと思い最後まできちんと読んでみた。

「きみの背中で、僕は溺れる」沢木まひろ
卒業を前に進路の決まらぬ大学生・祐司は、姉が連れてきた婚約者・佐伯透に一目で恋に落ちた。だが姉の幸せのため、自分の気持ちを封じようとする。そんな祐司を誘い出したのは、透のほうだった…。祐司と透、それぞれの孤独と、止めようのない恋。痛いほど純粋な愛が切々と胸を打つ、第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞作に、その後の祐司を描いた書き下ろし1編を追加収録。

投げ捨てようと思った理由は「BL的な」話の拙さ文章の拙さではなくて、この佐伯透とかいう男の恐ろしいぐらいの身勝手さがとんでもなく気持ち悪くて仕方がなかったためなのだけど、こんな関係性の話はよくありますよね。「姉の婚約者に一目ぼれ」みたいなさ。個人的な意見ですが、結婚は自分の孤独を癒す為と割り切りながらも婚約者の弟に手を出して別荘に誘いだした挙句姉とはそのまま円満に結婚し、あっけなく電気の請求書から姉にバレて離婚に至ったこの男の薄っぺらさを許した作家や編集の思考が理解できん。
そうね、確かにまったくもって帯にあるように「BLではない」。そこに「BLとは違う」という意味も含まれているどころか「BLと同じにしないで」的な感じが混じっているのは仕方がないことなのだけど、ふつふつと怒りが(笑)こんなことで怒っても本当意味がないし、出版社の思うつぼなのはわかっているんだけどな。話はその後透と別れた祐司の成長が描かれています。これは正直に思ったのだけど、たぶん、本当にたぶん、この作家さんはニアBLが書きたかったわけではないのだろうなと思った。「恋愛」を描くひとつの側面として同性愛を選んだんだろうなという気はしました。にしても、ダ・ヴィンチ文学賞出身作家から直木や芥川が出ることは・・・たぶんないと思いたいっす。

そして読み終えた私の脳裏にパッ浮かんだのはこの言葉。

ペ●スとヴァ●ナの話を、無計画に書けば「衝撃的な文学」と称され、ふつうくらいに書けば「艶やかな文体」と称され、計画的に書けば「ポルノ小説」と称され、ていねいに書けば「ロマンス小説」となり、ぞんざいに書けば「恋愛小説」となる By「不倫」姫野カオルコ

この一文は歴史に残る名言だと思っているのですが、私が普段読んでいるモノ達にも当てはまる言葉だと思います。だからなんだという話かもしれませんが、強くそう思ったので。


そしてこんなところで叫ぶのもアレですが(イマイチ情報に自信が持てないので、題にはもってこれなかった)、今月末村薫先生の新刊が出ます。

「太陽を曳く馬」上・下 新潮社

肝心なのはですね、これが合田シリーズ最新刊と銘打たれていること。もう一度叫んでよろしいでしょうか?合田シリーズ最新刊!!です。

ええ、昨年私を一般書の海に沈めた「聖黒シリーズ」←(リコシリーズだって)と並んでハマった「合田三部作」の続編ですよ!?続編ってことですよね!?アマゾンにはまだ情報がないのですが「e-hon」には上がっています。今年は「探偵・麻生」といい、なんなんでしょう・・・運命ですかね(笑)
今月末といえばハードカバーで復刊する「魚住くん」が控えていたのですが、ごめんなさい、合田に軍配が上がります。心して待ちましょう!Cさん!(ほぼ私信)

怒ったり喜んだり(本限定)、忙しい日々です。

「I'll アイル」浅田弘幸

ill111.jpg

ああ、読み終わってしまったよ~。
本当に本当に私は「I'll」が、茜が、国府津のメンバーが大好きだ。
好きすぎてどうしたらいいのかわからない。

5年前に完結したこの作品の、おそらく一番盛り上がった頃を私は知らないのよね。高校生になって、私は漫画を以前ほどには読まなくなってしまって、雑誌で追いかけていた「I'll」も月刊連載のペースに心が離れてしまったんだよね。試合シーンで数話使う展開に焦れてしまったというか。
そんな状態なので、どれだけ私がこの漫画を好きだったかなんて比べる量りも持たないのだけど、今回読むまで私の中の「I'll」は単行本5巻までで終わっていたんだ。

だから最終巻の展開には本当に驚いたし、涙が止まらなかった。
今も書きながら目が潤んでしまっているぐらい。気持ち悪いぞ。

グダグダ長い上にネタバレ含みます。心の広い方だけどうぞ。

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プロフィール

Author:yori
気がつけばいつもそばにBL.猫かぶってみても、結局たどりつくのはそこなのです。感想は基本的にすべてネタバレ注意です。拍手&コメントありがとうございます。拍手コメントは該当記事のコメ欄にてお返事いたします。リンクフリーですがご一報頂けると嬉しいです。

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