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「猿喰山疑獄事件」遙々アルク

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仕事の前に読んだことを心底後悔し、仕事を始めてから逆に良かったかもしれないと思い直しました。考えれば、目が重くなり、涙が浮かんでくる始末。煩雑な作業は気を紛らわせてくれますからね。
本当、私は仕事前にBLを読むのをやめた方がいい。

怖い

私が今この瞬間、この作品に対して抱いている感情を一番正確に表現しているのは、この一言だと思うのです。廻る因果の恐ろしさ。人の想いの深さと業と。諸手を挙げて好きとはとても言えない。ラストの衝撃といったらありません。疑う余地もないぐらい「愛」はあって、では、私は一体全体何にそんなに怯えているのだろうと考え出すとグルグルしてしまって、もうだめです。
庭師の正体も、彼らが辿ることになる末路も、ストーリー的な面で言えばそう真新しいということではないと思うのに(その証拠に古今の映画や小説の名前を思い出しそうで思い出せないジレンマに陥っている)、漫画で、BLで、やられたことによる衝撃が結構でかいのかもしれない。
正直、絵は上手ではないし表現手段としての漫画を書き慣れている風でもない。
全然違うけど、西田東作品を思い浮かべました。
とにかく、ものすごく後を引く漫画です。読み返したいのに読み返せない。ああ、怖かった。


*****

今日は家の片づけを本腰入れてやるはずだったのに、気がついたら爆睡してしまった。
今の家に越してから「漫画の収納」という作業を半ば諦めた感のある我が家。
見る人が見たら、ヒジョーに気持ちが悪い家だと思う。
ものすっごくどうでもいい話なのですが、少年・青年漫画読みの家人と出会ったことによって知った漫画ベスト3をつらつら考えてみた。

3位 「上京アフロ田中」のりつけ雅春  
今、一番面白いと思うギャグ漫画です。モテナイ男田中がとても常識のあるイイ奴であることがミソ。周囲の面々も優しくて少しバカな人たちばかり。田中に彼女が出来る日が来ないことを祈ります。

2位 「職業・殺し屋。」西川秀明
エロ猟奇漫画。色んな意味でぶっ飛んでいますが、ピカレスク好きとしてはたまらないものがあります。ま、殺し屋の面々に殺される人々は文句なしの悪人なのでカタルシスもありますしね。

1位 「BLACK LAGOON」広江礼威
文句なしの1位!好き!大好き!私は女の人が強い(悪い)話が大好きなので、レヴィを筆頭に登場する女たちの強さカッコ良さには本当痺れます。レヴィも姐御もメイドも好きだけど、実はシスターが一番好きという。彼女の正体が判明する場面は本当ゾクゾクしました。アメリカ映画の字幕のような台詞回しや登場人物達の語りが独特で癖があるけど、とにかく楽しめると思います。本誌ではメイドが大変なことになっていますが、この漫画の終わらせ方こそ大変そうで気を揉んでしまう。レヴィは強いままでいて欲しいのだが、どうだろうか。ロックがどんどん悪人顔になっていくのがちょっと寂しい。

次点 「闇金ウシジマくん」真鍋昌平
何があっても消費者金融に借りてはいけません。

少年漫画の有名どころも軒並み揃っている我が家ですが、あいつら巻数が長すぎるんだよ!
登場人物も多すぎるんだよ!何度挑戦しても「ワンピ」を10巻ぐらいで断念してしまう心の叫びでした。ちなみに家人が私と出会ったことによって知った漫画ベスト3(反応による推測)は以下。

3位「臨死!!江古田ちゃん」瀧波ユカリ 
2位「風が強く吹いている」海野そら太
1位「鉄子の旅」菊池直恵

もちろんBLは入りません(笑)
青年漫画のベストはまた暇な時に、自分持ちの本を含めて真剣に考えてみたいです。


*追記*
帰宅した本人に聞いてみたところ、1、2位はそのままだが「江古田ちゃんはない」とのこと。
じゃあ何かと問うと「ハチクロ」との返答が。まぁ、確かに江古田ちゃんの悲喜こもごもを解するような人ではないと思っていたけど(ひどい)、ハチクロか。うん、納得。

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「赤い河」門井はがち

先週末に予定どおりホモ友と「MW」を観てきました。えーと、思っていたよりは(覚悟していたよりは?)楽しかったです。二言三言叫ぶのならば、山田君贔屓の二人としては「出番少なくね?」。そして個人的な意見としては「石橋凌がカッコイイ!」ですかね。内容は・・・まぁ、ね。同性愛的な部分は別に期待をしていなかったのですが、微かに匂うように描かれていました。そうそう私達が一番叫んだことは「受け攻めが逆だろう!」でした(笑)なのでその後は合うと思うキャストについて盛りあがりましたね。彼女と会うと大抵、映画(美術館)→本屋→居酒屋コースなので、最初にしたことを帰る頃にはほとんど忘れているのですが、そういった意味では有意義な映画だったかも。
しかし一番衝撃的だったのは、彼女が昨今のブームに乗じて登山にハマったことでした。昔高尾山で泣きごと言っていた女が・・・。


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刊行された頃(2月)から購入を何度も迷っていたこの漫画。ジュ●ク堂の見本を読んでついに買っちゃいました。東京漫画社系の作品は当たりも外れも大きくて、外れだとBLとしてはもちろん漫画としてもガッカリすることが多いので迷ったのよね。失礼ですが、「たぶん外れ側かな」と思っていたのですよ。しかし、これがとても面白かった。面白いというと語弊がある気がしますが、内省的で暗くて閉じていて、でもギリギリこちら側に踏みとどまっているような、大変私好みの「兄弟物」でした。絵も線も荒くて御世辞にも上手とは言えない、華がない、にも関わらず人物達が色っぽいのですよ。なんでしょうね、これは。似た感じのそれこそ東京漫画社系の作家さんが何人か思い浮かんだのですが、門井さんの漫画が一歩出ている理由は正直よくわからない。だから、私の好みということなのでしょう。
「兄弟物」は「弟が攻め」じゃないと辛いのですが、この嗜好は少数派なのでしょうか。
表題の「赤い河」を読んだときは、迷うことなく「弟が攻めだな」と思ったのですが、書き下ろしを読んだら違いましたよ・・・。軽くショックでしたが、先日のバトンで答えられなかった「リバ」に彼らこそ当てはまるように思います。うん、私の中では勝手に彼ら兄弟はリバですよ。

早くに両親を亡くした兄弟。社会人の兄が弟の親代わりとなって世話を焼いていた。しかし、進路を境に弟が自分の元を離れてしまうのではないかと思った兄は・・・。

二人っきりの閉じた家。相手の動向を探るために動かす視線。安易に話しかけることが出来ない関係。兄弟だから、家族なのに、通じあっていないからこそ通じたいという切実な願い。
兄は弟にとってのモンスターでは決してないのです。「何を考えているのかわからない」という葛藤が弟にはあるものの、それは兄にとっても同じなんですね。弟は兄の「狂気」を迷うことなく受け入れて、二人で堕ちるという覚悟すらしている。当然ながら、兄の方が余程苦しそう。苦しそうで辛そうなのに、弟に時々向ける捕食者(書き下ろしより)の視線が壮絶で、静かに堕ちていってるんだなーというのがよく伝わってくる。うん、いい「兄弟物」ですよ。
「赤い河」って、そのまま「血」ということですよね。この題も含めて大変好みです。そうとしか言いようがない漫画です。すごく静かな漫画で語られない部分も多い。でも本当に良い余韻がありました。
他の短編もテンプレ的でありながら、妙に心に引っかかります。明るめの話を描いていても、どこか暗い。同時に、暗いようでいて明るい。あっ、明治さんとちょっと繋がる部分があるのかしら?

この作家さんは今も東京漫画社で描いているのかしら。
同人出身だろうと思って探してみたら、割と簡単に見つかりました。
「ハ●ヒ」ですか!?結構お若い作家さんなのかしらね(偏見?)
新刊が出たら次はすぐに買おう。


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Author:yori
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