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「アレキサンドライト」(山藍紫姫子)

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流れるような黄金の髪と怜悧に煌く緑潭色の瞳を持つ美貌の貴族シュリルは、隣国の軍人、マクシミリアンに捕らえられた。彼は、妹を死に追いやったシュリルに復讐を企んでいたのだ。シュリルは贖罪のため、マクシミリアンにその身を差し出す。想像したこともない屈辱に翻弄され、貶められるシュリルだったが―。憎しみと禁断の愛に彩られた、官能の美を描く衝撃の耽美ロマン。

昔「花夜叉」を読みその世界観に圧倒されつつも、どこか受け容れ難い気持ちがあった山藍作品。
凌辱大いに結構ですが、最後には一つの「愛」を見せて欲しい・・・という私の好みからは「花夜叉」はちょっと遠かった。この「アレキサンドライト」も昔パラパラ読みして(正直に云うと凌辱場面のみ読んでいた(笑)ちっともどんな話か覚えていませんでした。おぼろげに「両性具有」という言葉だけが頭にあったぐらい。
しかし今回読んだら、すごく面白かった。
そして、愛が、愛があった!山藍先生の話って、もしかして他の作品にも「愛」があるんですか?(私は山藍作品を何だと思っているのか)いや、団鬼六的世界に愛がないなんて心の狭いことは言いませんが、なんというかハーレクインロマンス的な「愛」が欲しいのですよ。この「アレキサンドライト」は何から何までいちいちロマンチックで、こんな素敵なお話だとは・・・本当に目から鱗です。
昔は「両性具有」についてはそんなに萌を感じませんでした。やはり、女性器がある存在というのは「同性愛」の物語を求めてたどり着いた人間にはハードルが高かったようです。今回は・・・ああ、大変なことになっているなと(笑)二輪挿しが当然で凌辱に次ぐ凌辱。それなのに有り得ないぐらい美しい描写。官能美を体現する為に産み落とされた「シュリル」という存在が、本当に遺憾無く発揮されていて・・・山藍先生凄いよ。「両性具有」についてはやっぱり「萌える」とは言い切れないものがあるのですが、それを語るだけの知識がないのでやめておきます。小野塚カホリ「ぼくはね」(『虜囚』収録)が、私が知る唯一の「両性具有ものBL漫画」でしょうか。あの話も好きだった。
一番好きな凌辱シーンは馬上での場面です。危ないだろマクシミリアン・・・と内心突っ込まずにはいられなかったという理由で(笑)あと、ラモンが可愛い男でびっくりしましたね。最後の捨て台詞なんて特に。「私が結婚しないのはあなたのせいだ!」って。本音にしてもカッコ悪すぎて愛しく思いました。
確かに官能小説です。「ある意味おじさんの読むエロ小説と同じ(by Cさん)」です。しかしそのエロも申し分ないエロな上に、最後にはきちんと愛によって孤独な魂が救済されるという素晴らしい大団円!私はとても満足しましたよ。

「耽美小説」ってこういうものだと改めて思いました。
もう少ししたら他の作品も読んでみます。今すぐはお腹いっぱいでムリなので(笑)

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にりんざし~!

にりんざ……って~!わたしでさえ書かなかったのに~!まだ20台半ばの初々しい新妻のyoriさんが~!まさか、大学で羞恥ぷれいの研究をしていたんじゃないでしょうね。ああ、近頃のお嬢さんは……(母嘆き)
しかし「二輪挿し」が出てくるたびに思うのですが、あれは可能なんでしょうか。すっごく苦しい体勢に見えるのですが。やられているほうは絶対気持ち良くないと思うんですけど……。いじめが目的だからいいのでしょうかね?←話しが脱線。

まあ、とにかくですね「アレキサンドライト」の素晴しさを分かち合えてよかったです。


えっ!?「二〇挿し」(自粛)ってアウトですか??
私的には「美しい日本語・・・」感覚で使用してしまいました(笑)シュリルはたぶんまだ大丈夫ではないかと・・・AVでは結構平気で入っているので。男の人で行う場合は人体の神秘って感じですよねー。ああ、やっぱり娘さんを腐から守った方が良いかもしれません。私のようになる前に(笑)!

ええ、確かに大学時代で品性がだいぶ腐ったのは認めます。卒業論文には「雨月物語」の「青頭巾」を選んでしまいましたからね。さる高僧が稚児愛に狂った挙句死体を食べてしまう話です・・・。

yoriさんの素晴しさは「潔さ」ですので、これからも、ばんばん激しい表現、お願いします!

「潔い」といえば、BL作家さんたちはホント潔い!
最近は慣れましたが、合体シーンをあれだけリアルにアップで描けるなんて、びっくりでした。

井上佐藤さんの「エンドル……」読みましたよ。
男として登場してますね~。
でも女性だと思うんだけどなぁ。

「群青学舍」?ま、またわたしの知らないタイトル!(だいたい知らないんですけどね)。
yoriさんが面白いとおっしゃるのなら買いましょうじゃないですか!

私にもキスシーンでお腹いっぱいという可愛い時期がありました(笑)そりゃそうだ、現実でも見たことなかったわけだし・・・。

話は飛ぶのですが、「風木」を思春期に読み、あの話が好きでも腐の道に行かなかった人は大勢いるんですよね。私にとっては長野まゆみの「雨更紗」あたりを読んで、同性愛の物語にハマっていかない人がいるのと同じかな?どこでどう枝分かれするのでしょう・・・ということを最近考えていました。まあ、趣味嗜好と云ってしまえばそれまでなんですけど(笑)

井上さん、絶対女性だと思いますよね!後書の文章が何でか男性だとは思えなかったもの。
「群青学舎」お勧めですよ~。
絵に厳しい(?)cochiさんもあの絵柄はOKだと思いますよ!

yoriさんは竹宮さんたっだんですよね。わたしは「ポー」と「トーマ」でした。でも確かに腐には走りませんでしたね。やっぱ、あのキャラクターとあのストーリ限定で萌えたんだと思いますよ。

余談ですが、竹宮さんとこ仕事手伝いに行ったこと何回かあるんですよ!でも緊張のあまり何の作品の時か、何を描いたのか、ひとっつも覚えていません。覚えていることといえば、恐れ多くて口もきけなかったことだけです(笑)

そうなんですね。私は「腐」を意識してから竹宮作品に出会ったので、純粋な読み方ができなかったような気がします。ちょっと残念。「トーマ」も素晴らしかった。少女漫画って昔の方が世界が深かったのではないですか?そんな気がします。
それ余談じゃないですからっ!(笑)凄い。cochiさん凄い人なのでは・・・。
確かに恐れ多いですね。
漫画道場のようなことを竹宮先生がやってらっしゃった時の生徒さんが西炯子先生なんですよ!好きな先生二人に関係があったと知って嬉しかったものです。
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Author:yori
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