「娚の一生」

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ふふふ、とても楽しみにしていたコミックが出ました。

東京の大手電機会社に勤める堂園つぐみは、長期休暇を田舎の祖母の家で過ごしていた。そんなある日、入院中の祖母が亡くなってしまう。つぐみは、そのまま祖母の家でしばらく暮らすことに決めるが、離れの鍵を持っているという謎の男が現れて・・・!?晴耕雨読的女一匹人生物語、第1巻!

女一匹人生物語。そうなんだよな、私は女の人が一人で生きている話が好きなんだよ。高野文子の『るきさん』、ナナナンの『ハルちん』などさ。恋愛しても結婚してもそれは変わらないんだよね。どう生きていても『るきさん』側の人生の方が想像しやすいのは一体なぜかしら。
西炯子のフラワーズ漫画は、実は結構「恋愛」を描いているんだよね。つぐみと海江田の関係だって、周りの茶々や葛藤(主につぐみの)が入るけど、最初からハッピーエンドになるのは見えている。それでも私が西さんの漫画が好きなのは、登場人物達の立ち位置が「ひとり」の所から始まるせいだと思うんだ。いや、雰囲気だけで言ってるので自分でも意味不明ですが・・・思考回路がみんな個々に存在しているというか、その二人をくっつける為に用意された思考回路ではなくて、ご都合的に用意された台詞でもなくて―あぁ、それは単純に西先生が上手いという結論に至るのか。恋愛によって人の内面て実はあんまり変わらないと思うんだよ。いや、多少は変わるかもしれないけど、でも根っこにあるものって簡単には揺らがないっていうか、揺らげないと思うんだよね。変わるのは、外側(対人)に向ける自分だと思うんだ。それだって内面の変化は多少必要だと思うんだけど、何ていうのかしら・・・恋や愛によって何もかもが薔薇色!なんて話に現実味はないわけで、個々の距離が少しずつ寄り添っていく様が「本当」っぽいなーと私は思うわけです。(BLは別腹)
実際私は海江田(51歳)のようなインテリ系の辛辣なことを平気で言う男は嫌いなのですが、「ほれ、他人」と額を見せてつぐみを抱き寄せる場面にはクラッときました。そもそも一回り以上年長の男が言うキツイ言葉ってどうなんだろう。案外流していた気もするな(元上司がそうでした)。
つぐみは海江田の手を取るのでしょう。スローライフなスローラブ、続きが楽しみです。

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