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「マイ・プライベート・アイダホ」

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最近脳内でナルコレプシーが萌えアイテムとして再燃しました。不謹慎は承知ですが、障害やトラウマにドラマ性はやはり感じてしまいます。ナルコレプシーは通称「過眠症」と呼ばれている睡眠障害ですが、睡眠障害関係の本を読んでも驚くぐらい「過眠症」についての記述は少ない。対になる(?)「不眠症」に比べてその存在自体がまだ曖昧模糊としている印象を受けます。「セックスレス」に対する「セックスフル(異常性欲)」や、「過食」と「拒食」は両方とも市民権を得ている感があるのに・・・。
そんなわけで、ナルコレプシーの症状についてよく知りたいと思っても、今のところ有効なツールが私の手元にありません。(ネット情報だけではなくて本で読みたい!)というわけで、私がナルコレプシーと萌を切っても切り離せない関係に感じるのは100%この映画のせいという、「マイ・プライベート・アイダホ」を再鑑賞してみました。数年ぶり、2度目の鑑賞です。

リヴァーが男娼の役でしかもキアヌに惚れている話、とあれば食い入るように観ないわけがないのですが、所々忘れていました。二人の関係に何ら救済がないことや、リヴァーのナルコ症状自体も特に前進するわけでもないことは覚えていたのですが。リヴァーの内包する悲しみや、キアヌの幼い反抗がとても青々しく感じました。えーっと、単刀直入に云ってしまうと、二人が美しすぎるゆえに、その問題の本質から目をそらされてしまうというか。トラウマや男娼であることの悲壮感そのものが味付けでしかないというか・・・。いや、そういったものを期待して観ていたから別に構わないのですが、お兄さんが出てくる場面で物語が引きしまった感じがしたので、その後のロードムービー場面が白々しく感じてしまったのよね。焚火の告白シーンはやっぱり素敵でしたが。後は、考えないようにと思ってもリヴァーの死を知っていると、刹那的な生き方をしつつも愛されたいと願っている彼の姿が現実と勝手に重なってしまって余計に映画に入り込めなかった。陳腐な言い方ですが、悲しいぐらい美しいんだもん。肝心のナルコ症状については「強いストレスを感じたときに症状が出る」という説明どおりに映画内で使われていて、もっと病気について踏み込んでくれても良かったのにと思いました。腐的には、愛の告白場面はもちろん、冒頭のリヴァーのイキ顔、キアヌとの全裸でのイチャイチャ、静止画像での3Pなど美味しい場面もあるにはありますが、ちょっと不完全燃焼な感が残る二度目の鑑賞でした。
わかっています。私のように話を脳内で勝手に組み立てて補完してしまう人間は、好きな映画を何度も観るのには向いていないんです。私は映画の余韻や間に小説のような空白を求められないのです。目の前に映像があるとそれがすべてになってしまって、納得のいく理由が欲しくなってしまう。でも与えられないから自分で勝手に考えて納得して、後日見直して「違う」となって勝手に混乱すると(笑)

トラウマを書いて上手な作家様といえば一にも二にも榎田さんが思い浮かびます。魚住君シリーズが今年復刊されるそうで、オークションで入手したのにちょっと悲しいじゃないか・・・。書き下ろしがあれば間違いなく買ってしまいそうです。潔癖症を題材ににした『執事の特権』も大好きだし、トラウマものは登場人物と書き手の距離感、信憑性(虚構が混ざってもいいけど説得力が大事)のある話がいいですね。
本当、「不謹慎だけど萌えてしまいます」(By三浦しをん『ビロウな話で恐縮です日記』)

あっ、映画の評価自体はとても高いです。私が期待したものが得られなかっただけなので観ても損はないと思いますよー。

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