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「所轄刑事 麻生龍太郎」

すごい勢いで『月神』と『所轄』を読み終えました。

痛いです・・・
もういい加減、練に光を―と思うのですがまだ光は射しません。
冤罪事件も出てこなかったので、まだ続くのでしょう。
麻生の想いが痛くてたまらない。
「いっそ殺して自分も死ぬ」
愛するだけではその闇から救うことが出来なくて、でもひたすら愛し続けて・・・。

練にとっての救済が女の緑子によって行われようとするのは、仕方がないのかもしれない。
練は麻生に破壊されたがっているから。
それが一番の幸福だと二人が錯覚してしまいそうなほどに彼の闇は深くて暗い。

どうか最後には二人に光をー本気で祈ってしまいます。

あっ、麻生の出所が意外に早くて拍子抜けしました(笑)



*****

若かりし頃の麻生は、刑事というよりも本当に探偵のような青年でした。

及川の同棲の誘いを断ったり、合鍵の所持すら断ったり、そのくせ関係を持続させようとして・・・龍太郎はずるい男だよ(笑)
錬が『黒夜』で言っていたように、バイセクシャルとノンケの本気は性質が悪いですね・・・。

及川の言うように、何事にも冷めていた麻生が初めて執着したのが剣道で、その剣道が失われたときに横にいた及川に執着が転換したというのもひとつの正解だと思う。及川がゲイでなければ、二人は普通に固い友情で結ばれていたのだろうから。
そこに情があったのも真実なのよ。
だけど及川は情では納得しないんだよね。
「無理をしている」って伝えて及川は麻生を何度も解放しようとしたのではないかしら。でも、及川を失うことは麻生にとっても恐怖だった。また空っぽの自分に戻ってしまいそうで。

ああ、若い二人のこのドン詰り感がたまりません!!

事件そのものや短編の出来は正直単行本の値段としては割高だけど、二人の過去が読めて幸せでした。


「身だけは守れ。破滅しそうになったら、逃げてくれ」
ほら、いつだって及川は麻生のことをよくわかっているんだよ。
その言葉が届くことはなかったとしても。




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気がつけばいつもそばにBL.猫かぶってみても、結局たどりつくのはそこなのです。感想は基本的にすべてネタバレ注意です。拍手&コメントありがとうございます。拍手コメントは該当記事のコメ欄にてお返事いたします。リンクフリーですがご一報頂けると嬉しいです。

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