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「赤い河」門井はがち

先週末に予定どおりホモ友と「MW」を観てきました。えーと、思っていたよりは(覚悟していたよりは?)楽しかったです。二言三言叫ぶのならば、山田君贔屓の二人としては「出番少なくね?」。そして個人的な意見としては「石橋凌がカッコイイ!」ですかね。内容は・・・まぁ、ね。同性愛的な部分は別に期待をしていなかったのですが、微かに匂うように描かれていました。そうそう私達が一番叫んだことは「受け攻めが逆だろう!」でした(笑)なのでその後は合うと思うキャストについて盛りあがりましたね。彼女と会うと大抵、映画(美術館)→本屋→居酒屋コースなので、最初にしたことを帰る頃にはほとんど忘れているのですが、そういった意味では有意義な映画だったかも。
しかし一番衝撃的だったのは、彼女が昨今のブームに乗じて登山にハマったことでした。昔高尾山で泣きごと言っていた女が・・・。


akaikawa.jpg

刊行された頃(2月)から購入を何度も迷っていたこの漫画。ジュ●ク堂の見本を読んでついに買っちゃいました。東京漫画社系の作品は当たりも外れも大きくて、外れだとBLとしてはもちろん漫画としてもガッカリすることが多いので迷ったのよね。失礼ですが、「たぶん外れ側かな」と思っていたのですよ。しかし、これがとても面白かった。面白いというと語弊がある気がしますが、内省的で暗くて閉じていて、でもギリギリこちら側に踏みとどまっているような、大変私好みの「兄弟物」でした。絵も線も荒くて御世辞にも上手とは言えない、華がない、にも関わらず人物達が色っぽいのですよ。なんでしょうね、これは。似た感じのそれこそ東京漫画社系の作家さんが何人か思い浮かんだのですが、門井さんの漫画が一歩出ている理由は正直よくわからない。だから、私の好みということなのでしょう。
「兄弟物」は「弟が攻め」じゃないと辛いのですが、この嗜好は少数派なのでしょうか。
表題の「赤い河」を読んだときは、迷うことなく「弟が攻めだな」と思ったのですが、書き下ろしを読んだら違いましたよ・・・。軽くショックでしたが、先日のバトンで答えられなかった「リバ」に彼らこそ当てはまるように思います。うん、私の中では勝手に彼ら兄弟はリバですよ。

早くに両親を亡くした兄弟。社会人の兄が弟の親代わりとなって世話を焼いていた。しかし、進路を境に弟が自分の元を離れてしまうのではないかと思った兄は・・・。

二人っきりの閉じた家。相手の動向を探るために動かす視線。安易に話しかけることが出来ない関係。兄弟だから、家族なのに、通じあっていないからこそ通じたいという切実な願い。
兄は弟にとってのモンスターでは決してないのです。「何を考えているのかわからない」という葛藤が弟にはあるものの、それは兄にとっても同じなんですね。弟は兄の「狂気」を迷うことなく受け入れて、二人で堕ちるという覚悟すらしている。当然ながら、兄の方が余程苦しそう。苦しそうで辛そうなのに、弟に時々向ける捕食者(書き下ろしより)の視線が壮絶で、静かに堕ちていってるんだなーというのがよく伝わってくる。うん、いい「兄弟物」ですよ。
「赤い河」って、そのまま「血」ということですよね。この題も含めて大変好みです。そうとしか言いようがない漫画です。すごく静かな漫画で語られない部分も多い。でも本当に良い余韻がありました。
他の短編もテンプレ的でありながら、妙に心に引っかかります。明るめの話を描いていても、どこか暗い。同時に、暗いようでいて明るい。あっ、明治さんとちょっと繋がる部分があるのかしら?

この作家さんは今も東京漫画社で描いているのかしら。
同人出身だろうと思って探してみたら、割と簡単に見つかりました。
「ハ●ヒ」ですか!?結構お若い作家さんなのかしらね(偏見?)
新刊が出たら次はすぐに買おう。


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