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一般書感想(いろいろ)

今月頭、読書メーターを付けだしました。
そしたら3日坊主(厳密には1日)で終わりました・・・。
言い訳ですが、コメント機能があるので一言書くわけですが、ブログに感想を上げないような本てのはイコール微妙な本ということで、気付けばやたら辛口になるのですよ。別にそれはそれで面白いのだけど、公開するのはちょっとなと。あとは管理が必要な程今月は読めなかったし買わなかったというのもある。家に読んでいない本があるのが気持ち悪いので基本的に積読はしないのです。


桜庭一樹「少年になり、本を買うのだ」(東京創元社)
桜庭さんの小説は残念ながら(本当に心の底から残念に思う)好きではないのだけど、読書記録エッセイの本書はとても面白かった。書評本とは違って、ひたすら自分が買った本、読んだ本、人と語り合った本、本、本!のことと些細な日常の機微を綴っている。なんというか・・・私は自分のことを「本が好きな人間」だとは思うけど「読書家」を名乗るにはとんでもなく不足だと思っていて、それはこういう人が世の中には数多存在していらっしゃる(尊敬語ですよ、もう)からなのよね。とにかく読む読む読む。息をするように戸惑うことなく読む。その情熱は自分の身にももちろん覚えがあることだけど、桜庭さんはたぶん365日24時間その情熱がフル回転している感じがする。いやいや、素晴らしいです。
読書は海外の古典ミステリが中心のようで、さすが東京創元の編集者!といった方々と話す本のタイトルは見事に私の興味関心からは遠いのだけど、たまに出てくる日本の小説はどれも読んでみたくなるものばかりでした。昔読んで「?」と思った本も何冊かあり、早速読み返してみようと思った次第。
そして、私がどうして桜庭さんの小説を好きになれないのかが、今回なんとなくわかった。
私の少女時代は、ゼンノー感よりもゼツボー感が身近だった少女時代だからなんだわ、きっと。
桜庭さんは「中学時代にあった全能感」というフレーズを何度か使っているのだけど、それが本当なら(本当でしょうよ)、それはまた随分隔たりを感じる精神なわけで・・・。桜庭小説はほとんど少女が主人公なのだけど、その少女達にどうしても居心地の悪さを感じて仕方がなかったのは、土台が作家と違うからなんだわとすごく納得しました。あと、ひとつ不満を言うのなら創元文庫は値段が高い!

佐々木譲「笑う警官」(角川春樹事務所)
秋に映画化される小説。警察小説を読んでいて根本的に疑問なのは「どこまで本当なの?」ということ。だってこの小説の北海道警察本部は普通に悪の組織だよ?内部告発しようとしている警官に殺人の濡れ衣を着せて射殺しようとしますからね。色んな場面で突っ込みどころ満載で、ある意味面白かった。大体主人公の「佐伯」がちっとも有能な刑事には思えないし、事件の真相は最初から見えているし、でも一気に読んでしまう力はあるんだよなぁ。次は今野敏を読んでみよう。
映画では大森ナオが主演なのか。テレビでやったら見てみたいかも。

だいぶ前から感想を書きたくて仕方がない一般書と評論があるんだけど、今の私にはちゃんと書くのは無理なのでザッとメモとして書きます。桐野夏生「残虐記」と斎藤環「関係の化学としての文学」の二つを合わせて感想を上げたかった。斎藤環は「母は娘の人生を支配する」の著者で、私の知る限りでは唯一「腐女子」について大変的確に限りなくこちら側に立って論じている男性です。「残虐記」は桐野夏生が新潟の女児監禁事件に触発されて書いた小説です。主人公の小説家は幼いころに1年間若い男に監禁されていたことがあり、その事件のことを私小説風に記した後失踪をします。私が二つを合わせて考えたいと思ったのは、文庫版の解説が斎藤さんで、そこに書かれていることが目から鱗というか、すごく考えさせられることだったからなのです。監禁された少女は過酷な生活を生き延びる為にいつしか妄想の世界に羽を広げるのですが、その妄想というのが「やおい」的な妄想なんですね。自分を監禁した男は隣の部屋に住んでいる男と性的関係にあり、少女を監禁することによって間接的に二人は性交をしているのだという妄想で、主人公はその妄想を元に10代で小説家デビューをするのです。虐げられた少女が生きる為に行った妄想が「やおい」的であったことについて斎藤さんは現代を生きる「腐女子」の内面と照らし合わせて大変興味深い考えを述べています。それがすごく面白かったから、きちんと整理したかったのよね。でも「関係の―」はもうすぐ図書館の返却期限な上になかなか面倒くさい本なので、たぶん無理。諦めます。ああ、ヘタレだなぁ。でもいつかリベンジするかもということでメモでした。桐野さんの小説はもちろん文句なしに面白いです。

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