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「藍より甘く」一穂ミチ

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夜景、港町、観覧車。完璧すぎるロケーションで入江暁行は「好き」と告げられた。三年間も友達として側にいた柘植遙から。実家が藍を作っていて、爪の先をいつも青く染めている遙。笑うと寂しげな顔が明るくなる遙。男なんて絶対ありえない、でも居心地いい彼の隣は手放したくない。誰にも言えない困惑を、暁行はブログに綴ることにするが―。


絶賛されている作品の感想が微妙だった時って、なんとなく背徳感や優越感がありませんか?
自分にはわからない―という申し訳なさと、みんなと違う―というアレな気持ち。
すみません、性格がよろしくない感じで(笑)まぁ、すべての表現物は好き好きなのですがね。

作品に対して辛いわけではないのですが、感想未満の雑文なのでたたみます。
一穂さん(イチホなんですね!ずっとカズホだと思っていた)を読まず嫌いしていたのはデビュー作が「先生×生徒」というのも大きな理由だったのですが、本屋でパラ読みした時に、ど~してもその「会話文」のノリについていけなかったからなのです。なんというか、リアルですよね。言葉づかいや語尾や雰囲気が、とても若い。そしてそのノリは、私が小説に求めているリアルではなかったのね。嘘でもいいから小説的な会話文が好きなんです。この会話文がなければ、主人公が葛藤しながらもゲイの友人の手を取る心の動きも切なさもとても好みでした。しかし会話文が苦手となると、作中で重要な小物だった「ブログ」の文章もアウトなのですよ。あのブログを読んで、学生時代に本当にあのまんまの文章でメールを送ってくる男友達がいたのを思い出しました。「オレ、マジがんばるし」みたいなノリのメールを受け取ったときに感じた違和感は何だったのか(いや、私の固い文章のメールの方が圧倒的に違和感だったと思うけどさ)。そんなんを思い出し、逆に男子学生の感覚を再現できる一穂さんに驚きました。
端々に「うまい!」と思う言葉はあるのだけど、会話文が苦手というのは致命的なんだろうな・・・。じゃあ会話文が好きな作家は?と聞かれても返答に困ってしまうのですが、かわい有美子さんは美しいなと思いましたね。あと六青さんも美しいと思う。というか、個人的に「固い文章」が好きだから、固い文章の作家は無条件である程度好みになるのかもしれない。そういえば高校生や大学生が主人公の話が好きではないのは、話し言葉の幼稚さ&乱暴さにもあるのかなぁ。

小説の内容とはまったく関係ない雑文になるのですが、私がパソコンでブログなどをして遊ぶようになったのって、実はここ2,3年だったりします。実家も一人暮らしも、ほぼネットなしの生活を送っていたのですね。今思うと一人暮らしの時にネットがあったら完全に引きこもりになっていた。学生時代はホモ友にネット小説や検索エンジンの存在を教えてもらい学校内で閲覧していました(笑)。何が云いたいのかというと、携帯メールはともかく、ブログやプロフやミクシイ諸々をコミュニケーションの道具にしている若い子たちの感覚とは、もうかなり離れたところに来てしまったなと。店のパートさんのお子さんは中学生ですが、メールの返信を3分以内にしなければいじめられると云っているそうです。怖すぎる!と思うけどその感覚は想像できる気もします。10年前はプロフなんてなかったし、ブログをやっている高校のクラスメートなんて聞いたことがなかった。ネットを見ている子すら、周りにはあまりいなかった。今は見る(やる)のが当たり前の時代なんだろうなぁ。家に帰ってからも学校の友達と繋がっているのって、大変そう。「携帯メールで待ち合わせ」が当たり前になった頃に大学生をやれたので、それはちょうど良かったと思いましたが。現金ですね。

えーと、遠回りにグルグルしましたが正直に云います。
私は小説に携帯とかメールとかネットとかが重要アイテムとして出てくるのが萌えじゃないんです!萎えなんです!勝手な読者が勝手に云ってることだと無視して下さいね。交換日記とか手紙とかの奥ゆかしい(古臭い)感じを愛しているのです。当て馬は出会い系でもいいけど、本命との出会いは「道端でぶつかって」ぐらい古い感じがいいとか思っているのですよ。ノスタルジックな感じが好きなんだ!
だから、あらすじに「ブログ」という言葉があった時点で「ダメかもなぁ・・・」と思ってしまった超極狭な心の持ち主でございます。そういえば、長野まゆみも携帯を持った茶髪の少年が登場したあたりからちょっと遠くなってしまったんだよなー。

微妙な感想(未満)で申し訳ないです・・・。


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拍手ありがとうございます!

>エスさん

わー、わかります!?というか私もエスさんのコメント読んでハッとしたよ。
そうよ、若い子の感覚に共感出来なくなっているからが一番の理由なのよね・・・なんて回りくどい理由を語っていたのかしら(笑)これからは「頼りがいのあるカッコイイ攻め」の年齢が20代後半だったりするのね・・・年下じゃん!いないよ!とか思わないで早く慣れないとなぁ。
あと思ったのは、私達の世代は確かに携帯が一般に普及した頃に恋愛を一番(?)するような年齢を迎えていたわけだけど、思春期の頃に親しんだ恋愛漫画、ドラマ、小説にはデジタル描写がなかったからもあるかも。ジブリの「耳をすませば」の世界がリアルに憧れだったというか。あっ、私だけ?(笑)
一穂さんの小説はたぶん良質な部類に入るBL小説だと思う。でも、言葉や小物が琴線に触れないっていうのは、結構重要な問題なのよね。

そしてBLCDね!ハマったら怖ろしいことになりそうだから、好きな作品以外には絶対に手を出さないと決めたわ。だから声優萌えも絶対に起こさないようにしないと。ふふふ、エスさんのコレクション気になるなぁ。しかしどんな胎教だ(笑)
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