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「山へ行く」(萩尾望都)

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早速他の本を読んでいるわけですが(笑)今月は本を買い過ぎた。
基本的にお金の掛かることや無駄遣いは嫌いなんです。でもまあ、付き合いも少ないし旅行も滅多に行かないし、他に趣味もないし・・・その分相方がやたら金の掛かる趣味を持っていたりするのですが。とにかく本はいいんだよ。問題は自分の店で買わない本が多いことぐらいだ。大丈夫、大丈夫。

萩尾作品は過去に『半身』『バルバラ異界』そしてなんと『ポーの一族』を断念というかあまり好きになれなかった記憶があるので、何に手を出すか迷いました。『山へ行く』を選んだのは最近の短編集で、なおかつ文庫じゃないというのが大きな理由です(文庫化された漫画って持ち歩きにはよいのですが眼が疲れてあまり好きじゃないのです)
面白い!この雰囲気好きです。日常の隙間にふとした瞬間訪れる非日常。ファンタジックでSF的な設定もこのぐらいだと心地よく馴染みます。そして現代の日本を舞台にした萩尾作品を初めて読みました。特に好きなのは、音楽一家に生まれた長男が母の死後に愛用していたピアノを燃やす「くろいひつじ」。すごくよくわかる!と言ったら私の神経を疑われそうだが、よくわかる。「持っている人」は「持っていない人」のことなんてわからないんだよ。でもね、「持っていない人」は「持っている人」のことをわかるんだ。だから余計に辛い。
良い本を読んだなー。満足だわ。

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