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「恋の話がしたい」

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I want to talk about you
とても普通の恋のお話。好きな人がいて、告白して、相手も自分を好きだといってくれて、さあそこからどうする?という誰もが知っているような普遍的な恋のお話。ゲイとノンケの戸惑いは一般的に見れば普通ではないのかもしれないけど、相手に受け入れてもらえる自信がなくて、どうしたらよいかわからないのにとにかく好きで好きで仕方がなくって、ああ「恋してるなー」って感覚は万国共通でしょう?
他愛ない会話から距離を縮めて、「すぐに終わるかもしれない」から「明日も」「明後日も」「来週も」「来月も」そして「来年のこの時期も」ってどんどん相手といる未来を求めたくなって。
ああ、私ヤマシタさんのウジウジした男が好きじゃない理由知ってる。すごく心当たりがあるんだもん、自分に(笑)ノンケの真川がゲイの美成を好きな理由がいまいちよくわからなかったけど、でも恋ってよくわからないものだしね。明るく前向きでちょっとバカな真川に美成は感化されて変わっていくといいな。「タッチ・ミー・アゲイン」以来の正統派な恋の話なのではないでしょうか。

さてさて、しかし私の心を鷲掴みにしたのは同時収録の「Re:hello」だったのです。認めよう。どうやら私はやっぱりヤマシタトモコにBLは求めていないらしい。女の子が主人公の作品ばっかり好きなんだもの。ゲイの叔父さんが昔使っていた携帯電話の未送信メールを盗み見てしまう女の子。そこには叔父が片思いの相手に宛てた送られることのないメールがあった―。この話には書き下ろしと後書で二段落ちが付くのですが(たぶん賛否両論)、それも含めてすごく好きなんです。毎日想うわけではない。でも、ふとした瞬間想い出してしまう夜があって、それでも伝える術などなくてただただ想いを携帯メールの画面に吐き出す。4年間で16通の未送信メール。お、思い当たるフシがある私は「キモイ」のだろうか・・・。しかもこの話にはきちんと「その後」を予感される結末がある。何かあるかもしれない。何もないかもしれない。でも宅配便や郵便が来るたびに「もしかして」と期待する叔父に、彼女は一筋の光のようなものを投げたのだと思う。
この短編はヤマシタ作品の中でも私的上位です。

もうひとつ「スパンク・スワンク!」も面白かった。ヤマシタさんのネームの魅力が全開。シリアスとコメディーと、本当に引出が多いなぁ。ガチのMとガチのゲイが出会って―という、マイノリティー同士なのに決して相容れることのない二人のお話。ゲイとMの人口比率なんてよくわからないけど、アナルセックスも乳首ピアスも「異端」だからといって重なるわけではないんだよね。そんなことわかっていたのに改めて漫画にされて読むとすごく納得した。ヤマシタさんのSMの話は既存の視点から一歩も二歩も飛び出ていて本当面白いと思う。

今月も新刊が読めるなんて嬉しい限りだ。

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