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「黄金」つづき

今日はですね、旦那と休みを合わせてお寿司を食べに行く予定だったんですよ。ボーナスも出たしってことで。で、食べてきたんですけど・・・一口食べる毎にモモが最期に食べた箱寿司が思い出されて、ビールのせいもあり本気で涙ぐみました。お、美味しく食べられなかったよ幸田さん。やっぱり寿司に牛乳ってチョイスは私もなしだと思うよ。
感情の高まりを誰かにぶつけたくても隣には旦那しかいないわけで・・・「読んでた本の登場人物が最期に食べていたのがお寿司だったの~」と言ったら、「どうせホモだろ」という返答が(笑)「違うもん、高村薫だもん!」と反発するも同人誌を嬉々として読む姿を見られているので無駄でした。

さっきまでは幸田さんは受けだと思っていたんだけど、モモが女装したのってもちろん追手の目を欺く為というのもあるけど、もしかしたら幸田が一線を越えるのを手助けしたのかなーなんて思えてきたんだよね。二人がどこで「そういう関係」になったのかよくわからないけどさ。あの幸田がどんな風にモモを愛して、モモは愛されたのだろうなんてことを思うと今更ながら切なさがこみ上げてきました。そして妻子を失った北川の喪失感が金塊奪取後の彼を襲うことは必至で、それを北川はどうやって乗り越えるというのか。「暴力と君臨」と幸田に言わしめた北川の本質は一体どこにあるのだろう。黄金を手にして愛する人たちを失った二人の行く末に一対何があるというのだろう。果てしない虚無ではないことを祈るばかりだ。
終盤で北川が幸田をこう表するでしょう。「犯罪を重ねることによって、自分の皮を一枚一枚剥ぎながら、これでもか、これでもかと自分を探しているようにも見えた。誰にも優しくなかったが、自分自身に対して、最も優しくなかった男だった」何でも見通す目を持つ北川の言葉だからこそ、心に響くものがありました。幸田のモモへの想いだけは北川の予想以上だったというのがまた切ない。
高村薫は男の絶対的な孤独のようなものを描こうとしているのかもしれない。身を焦がす熱に侵されて、破滅へと向かうことを恐れない孤高の存在。高村先生の男たちはなんて気高く美しく、悲しいのだろう。

唐突に大阪に行きたくなりました。冬の大阪。「黄金」の空気を吸ってみたい。

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こんばんは~!

旦那さまボーナスおめでとうございます!
「黄金」もう読んでしまったんですね。わたしも「例のブツ」をいただいて以来、読みたくてしょうがないのですが、絶対にあの羽海野さんのキャラに変換されて、うるうるしそうで……。yoriさんのレビュー読むだけで顔がにやけてしまう有様ですから。ところで読まれたのはハードカバーのほうですか、文庫のほうですか?写真は文庫ですよね。これも違いがあるんでしょうかね?

ええっ!?

読んでいなかったのですね!?きっと読んでいるはずと思ってめちゃくちゃネタバレしてしまいましたよー。ご、ごめんなさい…。
あの、本当にものすごく面白かったです。すぐ読んでください!!羽海野先生のエピソードがジワジワきいてきます!ちなみに私は文庫で読みましたよー。
今日荷物受け取りました!本当にありがとうございます!美味しく頂きました(*^o^*)
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Author:yori
気がつけばいつもそばにBL.猫かぶってみても、結局たどりつくのはそこなのです。感想は基本的にすべてネタバレ注意です。拍手&コメントありがとうございます。拍手コメントは該当記事のコメ欄にてお返事いたします。リンクフリーですがご一報頂けると嬉しいです。

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